女性の給料が高い職業ランキングを徹底解剖!高収入ランキング大公開!
最近働く女性も増えてきていますが、働く女性のみなさんがどれだけ給料をもらっているのか気になったことはありませんか。私は看護師として働いていて、周りには看護師の友達が多かったので他の職業の人がどれぐらい給料をもらっているのかということは知りませんでした。
看護師の給料は高い方とよく聞きますが、それがどれくらいの高さなのか、給料が高い職業はなんなのか気になったので、調べてみました。今回は「女性の給料がいい職業ランキング」です。
この記事の目次
女性の平均年収は?
まず、給料がいい職業を見ていく前に女性の平均年収をみてみましょう。国税庁の「民間給与の実態調査結果(平成28年)」によると年間の女性平均年収は280万円となっています。ネットにあがっているアンケート結果でも、働く独身女性の年収はだいたい250万~300万未満が最も多くなっています。
対して男性の平均年収は521万円。どうしても女性はパートなど正規職員としての給料だけではないので、ここまで差がでてきてしまいますが、それにしても男性の平均年収とここまで違うのは驚きですね。
年収1000万円を超える女性の割合は?
女性の平均年収が280万円であれば、年収500万円もあれば給料が高いと言えそうですが、年収が1000万円超えている人はどれくらいいるのでしょうか。
国税庁の「民間給与の実態調査結果(平成27年)」によると、女性で年収が1000万円以上の人は0.8%というデータがでています。1%にも満たしてない!むしろ年収が300万円以下という割合が6割を占めており、女性の平均年収は300万円以下であると考えられますね。
ちなみに、男性の年収1000万円越えの割合は6.8%。これまた女性の0.8%の6倍とかなりの差がでる結果に。女性が稼ぐということは男性より難しいといっていいのではないでしょうか。
女性の収入のいい仕事ランキング
ここでは、厚生労働省が実施した「平成28年賃金構造基本統計調査」の統計表をもとに、職種別の年収を調べました。年収として載っているわけではないので、「現金給与額」を12でかけて、「年間賞与その他特別給与額」を足して、年収としています。年代別の給与・賞与・年収も表にしてます。端数は省略しているので、年収に少し影響がでています。
10位:大学講師
講師とは、授業時間にのみ出勤して授業を行う人のことで、大学の場合、講師は教授や准教授の下という位置づけで、その講師には常勤の人と、必要なときだけ授業を行う非常勤の講師がいます。
助手・助教→講師→准教授→教授という順番で役職を昇っていきます。教授になるには博士号を取得していることが必須なので、講師になる最低の年齢は27歳ということになります。講師はほとんど准教授と仕事は変わらないようですが、年収には差がでてきます。(5位参照)
平均年齢 43.9
勤続年数 6.8
所定内労働時間数 165
超過実労働数 1
給与 42万2,200円
年間賞与 130万9,000円
労働者数 1万40人
年収 637万5,400円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
25~29歳 | 32万 | 34万 | 418万 |
30~34歳 | 39万 | 82万 | 550万 |
35~39歳 | 40万 | 135万 | 615万 |
40~44歳 | 42万 | 125万 | 629万 |
45~49歳 | 45万 | 159万 | 699万 |
50~54歳 | 44万 | 148万 | 676万 |
55~59歳 | 45万 | 142万 | 682万 |
60~64歳 | 45万 | 180万 | 720万 |
65~69歳 | 47万 | 247万 | 811万 |
9位:航空機客室乗務員
客室乗務員(CA、キャビンアテンダント)は、多くの女性が憧れかつては年収1000万円を超える人も多かったことで知られていましたが、今や年収は低くなっているのが現状です。新卒で採用試験に合格しても、多くの航空会社が「契約社員」からのスタートとなっているので、給料が時給制だということが低収入になっている一因のよう。とはいえ、女性の給料が高い年収ランキング9位にランクイン。年代別にみると、20代は高くない年収ですが、年齢が高くなるにつれて年収もあがっています。
平均年齢 41.0
勤続年数 17.2
所定内労働時間数 139
超過実労働数 3
給与 44万8,000円
年間賞与 121万4,700円
労働者数 8,760人
年収 659万700円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
20~24歳 | 23万 | 37万 | 313万 |
25~29歳 | 29万 | 25万 | 373万 |
30~34歳 | 35万 | 68万 | 488万 |
35~39歳 | 36万 | 104万 | 536万 |
40~44歳 | 44万 | 146万 | 674万 |
45~49歳 | 55万 | 187万 | 847万 |
50~54歳 | 59万 | 196万 | 904万 |
55~59歳 | 60万 | 190万 | 910万 |
8位:記者
新聞・雑誌・報道記者など様々な場所で活躍する記者は、ジャーナリストとも呼ばれます。特に資格は必要なく、大卒以上でなれるようです。
平均年齢 35.5
勤続年数 10.8
所定内労働時間数 158
超過実労働数 19
給与 44万8,900円
年間賞与 153万6,500円
労働者数 2750人
年収 692万3,300円
※年齢別年収女性記者記載なし
7位:公認会計士、税理士
公認会計士も税理士も、国家資格です。
平均年齢 38.1
勤続年数 8.2
所定内労働時間数 153
超過実労働数 35
給与 53万6,400円
年間賞与 112万4,300円
労働者数 3,180人
年収 756万1,100円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
20~24歳 | 16万 | 22万 | 214万 |
25~29歳 | 44万 | 54万 | 582万 |
30~34歳 | 58万 | 123万 | 819万 |
35~39歳 | 51万 | 135万 | 747万 |
40~44歳 | 37万 | 167万 | 611万 |
45~49歳 | 38万 | 85万 | 541万 |
50~54歳 | 69万 | 65万 | 893万 |
55~59歳 | 47万 | 104万 | 668万 |
65~69歳 | 43万 | 74万 | 590万 |
70歳~ | 33万 | 79万 | 475万 |
6位:歯科医師
歯科医師って男性のイメージが強いですが、女性しか医師も増えてきており、厚生労働省によると、平成24年時点で約2万2千人となっています。平成14年時点では、約1万6千人だったので、少しずつ増えてきていることが分かります。
平均年齢 37.1
勤続年数 4.2
所定内労働時間数 161
超過実労働数 1
給与 60万9,400円
年間賞与 28万1,100円
労働者数 2,630人
年収 759万3,900円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
20~24歳 | 16万 | 0万 | 192万 |
25~29歳 | 32万 | 22万 | 406万 |
30~34歳 | 53万 | 14万 | 650万 |
35~39歳 | 57万 | 51万 | 735万 |
40~44歳 | 109万 | 113万 | 1421万 |
45~49歳 | 91万 | 0万 | 1092万 |
50~54歳 | 45万 | 0万 | 540万 |
55~59歳 | 55万 | 0万 | 660万 |
5位:大学准教授
講師の時に研究実績として良い論文をたくさん書いて、教授に好かれたら准教授に昇格できるそうです。具体的には教授が集まって会議をする教授会で審査されて決まるのですが、順調に准教授の席が空いたとしても准教授になれるのは30〜40歳頃です
平均年齢 48.6
勤続年数 8.9
所定内労働時間数 164
超過実労働数 0
給与 50万5,300円
年間賞与 192万5,000円
労働者数 1万210人
年収 798万8,600円
※年齢別年収女性准教授記載なし
4位:弁護士
弁護士は年収が高そうというイメージがありますが、やはり4位にランクインしています。司法試験は最難関の試験と言われており、かなりの勉強量が必要となりますが、司法試験の受験資格を取得するまでも厳しい道のりとなっています。
平均年齢 35.7
勤続年数 6.5
所定内労働時間数 158
超過実労働数 1
給与 51万9,800円
年間賞与 218万8,900円
労働者数 960人
年収 842万6,500円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
25~29歳 | 37万 | 113万 | 557万 |
30~34歳 | 52万 | 277万 | 901万 |
35~39歳 | 38万 | 52万 | 508万 |
40~44歳 | 61万 | 163万 | 895万 |
45~49歳 | 53万 | 262万 | 898万 |
3位:大学教授
平均年齢 57.3
勤続年数 15.4
所定内労働時間数 164
超過実労働数 0
給与 62万5,900円
年間賞与 269万9,800円
労働者数 1万400人
年収 1021万600円
※年齢別年収女性教授記載なし
2位:医師
全医師数に占める女性医師の割合は増加傾向にあり、厚生労働省データによると、平成24年時点で19.7%を占めています。
平均年齢 38.8
勤続年数 5.5
所定内労働時間数 161
超過実労働数 11
給与 83万400円
年間賞与 85万600円
労働者数 2万1,570人
年収 1081万5,400円
年齢別年収
年齢 | 給与 | 賞与 | 年収 |
20~24歳 | 39万 | 0万 | 468万 |
25~29歳 | 50万 | 30万 | 630万 |
30~34歳 | 74万 | 78万 | 966万 |
35~39歳 | 91万 | 94万 | 1186万 |
40~44歳 | 97万 | 91万 | 1255万 |
45~49歳 | 101万 | 153万 | 1365万 |
50~54歳 | 114万 | 149万 | 1517万 |
55~59歳 | 122万 | 116万 | 1580万 |
60~64歳 | 117万 | 152万 | 1556万 |
65~69歳 | 124万 | 21万 | 1509万 |
70歳~ | 60万 | 10万 | 730万 |
1位:航空機操縦士
航空機操縦士とはパイロットのことを言います。パイロットは男性のイメージですが、女性パイロットも存在するようです。数少ない女性パイロットが年収1位に輝きました。
平均年齢 39.5
勤続年数 11.5
所定内労働時間数 140
超過実労働数 6
給与 88万7,000円
年間賞与 142万400円
労働者数 50人
年収 1206万4,400円
※年齢別年収航空機操縦士記載なし
女性の高収入職業ランキング一覧表
順位 | 職業 | 年収 |
1位 | パイロット | 1200万 |
2位 | 医師 | 1081万 |
3位 | 大学教授 | 1021万 |
4位 | 弁護士 | 842万 |
5位 | 大学准教授 | 798万 |
6位 | 歯科医師 | 759万 |
7位 | 公認会計士、税理士 | 756万 |
8位 | 記者 | 692万 |
9位 | 客室乗務員 | 659万 |
10位 | 大学講師 | 637万 |
以上が女性版収入が高い仕事10位でした。このランキングをみていると、年収1000万円を超えている仕事は3位までですね。女性で年収が1000万円以上の人は0.8%というデータにも納得です。そもそも10位以内に入っている職業に就いている女性は1万人以下。全人口の女性はおおよそ36億ですから、給料の高い仕事に就いているいる人はかなり少ないですよね。10位までの職業に就くのはかなり難しい道のようなので、それも仕方ないかもしれません。
とはいっても、お金が稼げる職業に就きたい!かつその職業に就くのに苦労したくないと思っている女性もいるでしょう。女性の平均年収が300万程度なので、平均年収よりは上の給料を10位以降もサクッとみていきましょう。
給料のいい仕事年収400万円までランキング
11位:高等学校教員 661万1000円
12位:不動産鑑定士 561万2000円
13位:社会保険労務士 562万400円
14位:自然科学系研究者 557万200円
15位:一級建築士 544万8400円
16位:薬剤師 491万9100円
17位:看護師 479万5000円
18位:各種学校・専修学校教員 482万2400円
19位:技術士 484万
20位:システム・エンジニア 482万4400円
21位:獣医師 469万6000円
22位:診療放射線・診療エックス線技師 465万2800円
23位:臨床検査技師 458万5300円
24位:型鍛造工 430万8500円
25位:製鋼工 415万7600円
26位:准看護師 402万400円
※平成28年賃金構造基本統計調査を元に計算しています
年収400万までとなるとこういったランキングになりました。平均年収から考えると、400万だと収入のいい仕事といっていいのではないでしょうか。給料がいい仕事を探しているのであれば、上位10位の仕事に就くのがおすすめです。給料のいい仕事を探している人はこのランキングを参考にしてくださいね。
男性の収入のいい仕事ランキング
ついでに男性の給料がいい職業もご紹介します。年収がいい人と結婚したいという人は職業を参考にして出会いを見つけてください。
順位 | 職業 | 月収 | 年収 |
1位 | 航空機操縦士 | 153万 | 2056万 |
2位 | 医師 | 100万 | 1297万 |
3位 | 大学教授 | 66万 | 1074万 |
4位 | 公認会計士、税理士 | 63万 | 907万 |
5位 | 歯科医師 | 71万 | 887万 |
6位 | 大学准教授 | 54万 | 864万 |
7位 | 記者 | 54万 | 809万 |
8位 | 不動産鑑定士 | 45万 | 728万 |
9位 | 弁護士 | 47万 | 710万 |
10位 | 大学講師 | 46万 | 700万 |
※平成28年賃金構造基本統計調査を元に端数を省略して計算しています
男性の高収入職業トップ10はこちらになります。女性の高収入ランキングとほとんど同じですね。収入もほぼ男女同じですが、1位のパイロットの年収は全然違いますね!男性のパイロットは2000万円を超える年収ですから、パイロットが高収入と言われるのも分かります。
まとめ
いかがでしたか。今自分が就いている仕事は何位ぐらいにランクインしているでしょうか。また、これ収入がいい仕事に就きたいと思っている人のお役にたてたなら嬉しいです。やはり国家資格をもっている職業は上位にランクインしていますよね。
稼げる仕事に就いている女性ってあまりイメージが就きにくかったですが、今回の調査で高収入の職業を知ることができました。看護師もトップ20にはランクインしていましたが、上には上がたくさんいることが知れて良かったです。