肌を白くする日焼け止めの使い方!正しい塗り方しってる?
夏になると気づけば首や腕が焼けてしまっている…そんなことはありませんか?
実は5~6月頃と真夏では、紫外線量はあまり違いがないため、夏になってから紫外線対策を始めるのではもう後れを取ってしまっているのです。
効果的な紫外線対策として、日焼け止めは1年中、できれば屋内でも使用してほしいものです。日焼け止めの中には肌を白くするものも?日焼け止めの正しい塗り方と選び方で美白を守っていきましょう!
この記事の目次
日焼け止めを塗っていれば肌は白くなる?
日焼け止めに含まれるSPFは紫外線が肌に当たってから日焼けをするまでの時間を遅らせることのできる数値を表しています。
SPFの数値×15~20分遅らせることができると言われていますが、個人差があり、100%紫外線を防いでいるということではありません。
同じく日焼け止めに含まれるPAは、一年中降り注いでいる紫外線に対する防御力を表しています。PA+でも効果があり、PA++++では極めて高い効果があるというように、+の数に応じて効果が上がっていきます。
こういった紫外線に対する防御力を高めてくれる効果が日焼け止めには含まれているため、毎日こまめに塗ることで肌が黒くなってしまうことを防ぐことはできます。
しかし、あくまでも日焼けを防ぐ力を高めるというだけで、一般的な日焼け止めには肌を白くする成分は含まれていません。
つまり、肌を白くするためには日焼け止めや様々な紫外線対策を行って肌が黒くなることを防ぐということが大切なのです。
完璧な日焼け対策BEST3
日焼けをしないためにはとにかく紫外線を直接肌に受けないことが大切です。晴れた日の紫外線を100%とすると曇りの日は約65%、雨の日でも約20%の紫外線が降り注いでいます。
コンクリートや乾いた砂は紫外線を反射したとしてもその反射率は約20%以下と低く、海(水面)やスキー場(雪)など水分を含んでいるところでは、直接降り注ぐ紫外線とほぼ同等(約80~100%)の反射紫外線を受けてしまいます。
日差しの強い・強くないにかかわらず一年中用途に合わせた日焼け止めを塗り、太陽からの紫外線・地面からの照り返しや屋内でもきちんと紫外線対策を行うことで初めて日焼けを防ぐことができるのです。具体的な日焼け対策を大きく3つに分けてご紹介します。
1.日焼け止めクリーム(UVカットクリーム)
顔や首など、すべての部位に直接紫外線を浴びないように対策するのは不可能です。日焼け止めには紫外線防止剤が含まれていて、塗ることで紫外線が皮膚に届く前に紫外線を散乱・反射させることができるため、紫外線から皮膚を守ることができます。
日焼け止めを使った日焼け対策には2つ大切なポイントがあります。
①SPF・PA
SPFとはUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果指数のことです。UV-Bはやけどのように肌を赤く炎症させ、シミやそばかすの原因となります。
PAとはUV-A(紫外線A波)を防ぐ効果指数のことです。UV-Aはハリや弾力を生む繊維芽細胞を傷つけるため、肌の弾力を奪いしわやたるみを引き起こします。紫外線の約9割はUV-Aで、窓やガラスを透過するため車内や屋内でも肌へダメージを与えます。
SPF・PAのどちらも数値が大きくなるにつれて防御効果が上がっていきます。効果が高いほど肌への負担も強いため、普段の買い物などには低めのもの、レジャーやアウトドアには高めのものと使い分けると肌への負担を軽減することができます。
②塗り方
顔周りでも髪の生え際や耳、小鼻、眉間、まぶた、フェイスライン、首の後ろ、唇などが主な塗り忘れポイントです。特に唇は紫外線防止機能が弱く、皮がむけてしまい唇が荒れてしまう原因となります。
体では手や足の甲やひざの裏、わきなどの側面に塗り忘れることが多く、夏はサンダルの跡のついた日焼けをしてしまうこともあります。塗り忘れには十分注意するようにしましょう。
また、汗やタオルで拭いたことが原因で日焼け止めは簡単に落ちてしまいます。分量を守り、2~3時間おきに塗りなおすことがオススメです。
2.肌の露出を減らす
衣類や小物を使用することで肌の露出を減らし、紫外線を直接肌に当てないようにしましょう。
①日傘
日傘は降り注ぐ紫外線から肌を守ってくれます。UV-Aは4月頃から増え始め、6月にピークになります。UV-Bも5月頃には8月と変わらないくらいの量になり、9月頃までどちらもピークの量を保ち続けます。
そのため、日傘は夏になる前から使用を始めて9月までは必ず使用することをオススメします。日傘は形状や表面の色はあまり関係ないのですが、傘の裏は暗い色のものを選ぶようにしましょう。
白やシルバーだと地面から照り返した紫外線が傘の中で反射し、日傘の内側でも日焼けをしてしまいます。
また、UVカット率を維持できるのは平均で1~2年程度のため、少なくとも3年以内には買い替えるようにしましょう。
②帽子
帽子はつばが広いハット型のものでできるだけ肌を覆うことのできるものを選びましょう。
UVカット効果のあるものの方がいいですが、衣類用のUVカットスプレーも市販されているため、洗濯するたびにスプレーをして紫外線対策効果を高めましょう。
③サングラス
紫外線は目からも侵入し、体内のメラニンを増やしてしまいます。サングラスを選ぶ際はUVカット効果のあるものを選びましょう。レンズの色は関係なく、今は透明レンズのものなども増えてきています。
UVカット効果のない暗い色のレンズのサングラスを使用すると、日中であっても瞳孔が開いてしまいより多くの紫外線を受けてしまい逆効果になります。
2,000~3,000円程度で購入できるため、UV加工のされている気に入ったものを購入しましょう。
④衣類
UV対策の衣類は素材で選ぶようにしましょう。衣類の糸を作る段階から、UV効果のある原料を織り込んだUVカット線維使用製品と、常の線維素材で作られた衣類に後からUVカット加工を施したUVカット後加工製品の2種類があります。
後加工製品の方が低価格で購入しやすいですが、水濡れや選択によってUV効果は剥がれやすく、持続率は弱いです。
UVカット線維使用製品であれば通気性の高いものも多く、UV効果も高いため紫外線対策として効果が期待できます。用途や使用頻度に合わせて購入するようにしましょう。
⑤アームカバー・ネックカバー
アームカバーを選ぶ際は、UV加工がされているかどうかをよく確認しましょう。中にはエアコン防寒用のものがあり、こういったものではほとんど効果を期待できません。形状は指ぬきタイプで、ずり落ちてこないゴムのしっかりとしたものを選びましょう。
ネックカバーは襟元や耳の後ろ部分が高くなっているものがオススメです。熱がこもりやすい部位のため通気性の良いものだとなおよいです。
ネックカバーは白い製品だと反射して顔の日焼けの原因となるため、暗い色のものを選ぶことがポイントです。
3.屋内での紫外線対策
UV-Aは部屋の窓や車のガラスを透過し、肌へダメージを与えます。光老化と呼ばれる肌のしわやたるみの原因となるため、室内での紫外線対策はアンチエイジングの一つと言えます。
①窓
窓からの紫外線対策を十分に行いましょう。UVカット素材のカーテンが無難です。ブラインドやスクリーンタイプのものでも少しはカットすることができますが、部屋が暗くなるのが難点です。
部屋を暗くしたくない場合はUVカットフィルムを窓に貼るのもいいでしょう。高いUVカット率でリーズナブルな価格が特徴ですが、使用期限が短く年二回程度の交換が必要なことと、網入りガラスなど使用できないものもあります。
災害などで窓ガラスが割れてしまったときにも、フィルムが貼ってあるとガラスが必要以上に散らばるのを防ぐことができるのもいいですね。
フィルムの難点を解決するガラス用のUVカットスプレーもオススメです。貼る手間もなくスプレーで簡単に紫外線対策ができ、価格もリーズナブルです。効果の持続期間はフィルムよりさらに短いため、こまめにスプレーすることが大切です。
グリーンカーテンも窓から侵入する紫外線対策の1つではありますが、紫外線対策に加えて室温の上昇も防ぎ省エネ効果もあります。アサガオやヘチマなどの花や、ゴーヤなどの野菜もオススメです。
②日焼け止めクリームを塗る・露出をしない
屋内にいても日焼け止めクリームを塗ることが大切です。UV-Bはガラスを透過しないためSPFは高くないものの方が肌への負担は少ないです。
できるだけ肌の露出をしないようUV加工のされたカーディガンを羽織るなどして生活するのが一番です。
他にも、肌が乾燥しているとメラニンが肌に残りやすくなってしまうため、保湿をしっかりと行うことも日焼け対策には重要です。
美白化粧品にはメラニンの生成を抑え、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ効果があるため、美白有効成分(ビタミンC誘導体など)を含んだ保湿化粧水などで肌に十分な水分を与え、紫外線によるダメージを防ぎましょう。
日焼け止めの正しい塗り方知ってる?
日焼け止めを塗る際にはまず容器を振って混ぜる必要があります。適量はメーカーごとに違いますが、一般的には500円玉大(約0.8g)が目安となります。
【顔や首への塗り方】
①日焼け止めを適量(容器裏等参照)手のひらに取り、両頬・額・鼻・あごの5点に置きます。
②指全体を使って大きく手を動かして隅々までのばします。
③もう一度①②を繰り返して重ね塗りをします。
④日焼け止めを適量手のひらに取り、首から上へ向かってのばしていきます。
顔へ塗る際は洗顔→化粧水など→日焼け止め→ベースメイク→最後にファンデーションの順番で行いましょう。
日焼け止めを塗る前にスキンケアをしてしっかりと保湿しておくと日焼け止めがムラなく塗れるようになります。
【身体への塗り方】
①腕と足には容器から直接肌へ線状になるようにたっぷりと出します。
②手のひら全体で大きく円を描くように広げていきます。
③肩から胸にかけては特に露出している部位が多く日焼けしやすいため、丁寧にムラなくのばしていきます。
④全体にムラができないようなじませながら広げていきます。
汗をかいたり、手やタオルで肌に触れてしまうと日焼け止めが落ちてしまうためその都度日焼け止めを塗りなおす必要があります。
全く触れずに汗もかかなければ、SPF50の日焼け止めでは16~17時間、SPF30では10時間ほど効果が持続するため、塗りなおす必要はありませんが、そうもいかないですよね。
日焼け止めを塗りなおす際に一番いいのはすっぴんの状態で日焼け止めを塗り、上から化粧をし直すことです。全部を落とすのは大変ですが、パフに日焼け止めをつけてそのまま顔に塗るとファンデーションが落ちます。
そこでさらに再度日焼け止めを手に取って塗りなおし、ファンデーションを上から塗りなおすのがオススメです。
美白になりたいならしておきたいこと
美白になるためには、まず予防が大事です。ですが、塗ると白くなる日焼け止めもありますし、メイクで肌を白く見せることも可能です。
焼けた肌はすぐには元には戻りませんが、早め早めに対応し、ケアしていく必要があります。紫外線対策やメイクなどで、外側からのケア、そして食べ物やサプリなどで内側からのケア、とダブルでケアしていきましょう。
美白になるためには、以下の記事を参考にしてくださいね。
一気に美白になる方法をみたい人
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まとめ
日焼けをしないためには家の中にいても日焼け止めをするのはもちろん、できる限り肌に直接紫外線を当てないように努力することが大切ですね。
全く日焼けをしないようにするのはとても大変なことですが、一度黒くなってしまった肌を白くするのはもっと大変なことです。これを機に紫外線対策を見直してみてはいかがでしょうか。