爪がボロボロ!原因は何?爪水虫を自力で治すには?
爪がボロボロになった、そんな経験をしたことはありませんか。
割れたり、はがれたり・・・。爪って人から見られやすい場所ですし、きれいに保ちたい場所ですよね。
今回は、爪について知るとともに、爪がボロボロになってしまう原因や対処法についてご紹介していきます。
この記事の目次
爪がボロボロになる原因は?
爪がボロボロになる原因はいくつかあります。原因についてみていきましょう。
原因1.乾燥
爪も老化し、老化もボロボロになる原因になるのですが、乾燥が余計に老化をすすめてしまいます。
爪が乾燥すると、二枚爪になったり、割れやすくなったり、爪に縦線のでこぼこができたりとトラブルの原因です。水仕事が多い人やネイルをする機会が多い人は爪が乾燥しやすくなっています。
原因2.水虫になる
爪水虫になると爪がボロボロになってしまいます。爪水虫は、爪にできる水虫で、足水虫と同様に白癬菌(はくせんきん)に感染してしまっている状態です。
爪が白くに濁っている、変形している、ボロボロになっているのであれば白癬菌に感染している可能性があります。
爪水虫は他人に感染させる危険性もありますし、放置すると、他の爪にも感染してしまいます。爪水虫になれば早めの治療が大事です。
原因3.栄養不足
爪がボロボロになる原因は、たんぱく質と亜鉛が不足している可能性があります。爪の主成分はたんぱく質です。
そして、亜鉛は新陳代謝に欠かせないミネラルです。もちろん爪の生成にも必要です。食事で摂ったタンパク質を爪に変えるのは亜鉛なので、たんぱく質と亜鉛両方とも摂る必要があります。
原因4.爪の圧迫
足の爪がボロボロになる原因は、サイズの合わない靴などで爪が圧迫され、巻き爪になってしまうことです。
圧迫されることで爪の形が変形してしまうんですね。巻き爪は痛みを伴ったり、悪化すると雑菌が入ってしまうなんてこともあるので注意が必要です。
原因5.ネイル
ネイルを落とすときに使う除光液は、水・アルコール分・油脂を溶かす成分がはいっているので、爪の水分や油分も奪っていってしまっています。除光液が原因で爪が乾燥し、ボロボロになってしまいます。
また、ジェルネイルの場合無理にはがしてしまったり、自爪まで削ってしまうことも爪がボロボロになる原因になります。
爪について知ろう!!
まずは、爪について知ることから始めましょう。実は爪は重要な場所だと認識できれば、爪のケアがいかに重要か知ることができるはずです。
爪ってどんな役割をしているの?
爪って伸びたら切らないといけないし、伸びっぱなしだとそれはそれで不便だしでなんのためについているのかまで考えたことがある人って少ないのではないでしょうか。
実は、爪も重要な役割を果たしています。爪の役割とは、手と足のそれぞれの指先を保護することと、細かい作業をすることです。
指先で触った感覚を感じたり、物を掴んだりするために、指の先には末梢神経や毛細血管が集中しています。それらを保護するため、体の先端にある部位を他の皮膚よりも硬い爪が保護してくれています。
また、指先の先端では、実は骨は爪の中央までしかないんです。そのため、爪が力を支えてくれていることによって、ものをつかむことができます。特に足の爪は、重要な役割があります。安定して体を支え、歩く時にも爪先に力を入れる働きを担っているので、普段から爪は重要な役割を果たしてくれています。
爪の伸びる速さは?
爪って気づいたら伸びていますが、どれくらいの速さで伸びているのでしょうか。爪の伸びるスピードは、健康な成人で1日約0.1mmです。乳幼児や高齢者で0.07~0.08mmです。この速さは指によっても多少異なります。
①中指②薬指③人差し指④親指⑤小指の順で伸びるようです。刺激を受ける指が早く伸びるというわけですね。新陳代謝がいい人は爪が伸びるのも早いと言われています。
そして、爪の伸びるスピードは20歳頃に最大の伸びとなり、50代ではスピードが遅くなります。爪は年齢が増えていくことにより厚みを増し、伸びるスピードも遅くなるといわれています。
また、手と足の爪では、足の爪の方が厚く、成長スピードは遅いです。そして、冬よりも夏の方が爪の伸びが早くなります。これは気温が関係しているんですね。
爪の成分は知っていますか?
爪は、身体の中でも硬い部分なので、骨や歯と同じカルシウムから構成されていると思っていましたが、違います。爪の主成分は髪の毛と同じくケラチンという繊維タンパク質からできています。
丈夫で美しい爪を作る為には、カルシウムを摂るのではなく、肌と同じように必須アミノ酸を多く含む良質なたんぱく質や各種ビタミン、鉄分などをバランスよく食べる事が重要なのです
爪の構造
では、爪の構造についてもみておきましょう。爪には各部分で名称があります。
出典:キレイ研究室
- 爪甲
一般的に「爪」と呼んでいる、板状の硬い部分。 爪甲は、実は3つの層が重なり合って形成されています。健康状態によって爪の強度が落ち二枚爪になってしまうのもその為です。
- 爪廓
爪甲の周りを囲んでいる皮膚。
- 爪母
爪甲をつくっている所で、爪の工場とも言える部分です。角質化の機能を持ち、爪甲の質、強度は身体の健康状態によって変化します。
- 爪半月
爪の根元にある白っぽい色の三日月の部分。生成されてすぐの、まだ完全に角質化されていない、いわば爪の赤ちゃんです。他の部分に比べて白く見えるのは水分を多く含んでいる為で、白い部分がよりはっきりしている場合は水分量が多い証拠です。反対に水分量が少ないと爪半月は小さくなります。
- 爪上皮
甘皮のこと。爪甲の上に伸びている半透明の角質です。健康な爪上皮は水分を含み弾力性があります。
- 爪床
目で確認することができない部分ですが、爪を支える皮膚の一部で爪母基が延長した部分です。爪に水分や栄養を運ぶ役割を果たしています。
爪は健康のバロメーターと言われている
爪は健康のバロメーターと言われ、爪を見ると健康状態が分かります。爪の色や形・爪の模様などで、隠れた病気が見つかる可能性もあるんです。あなたの爪はどうですか?自分の爪を見て、健康かどうか判断しましょう。
健康な爪
健康な爪の色はピンク色です。毛細血管が透けて見えるため全体的に薄いピンク色をしています。
爪が赤っぽい色をしている
多血症や赤血球の増える病気が考えられます。脳血栓や心臓疾患に注意しなければならない場合が多いです。
爪が白っぽい色をしている
爪の色が白っぽいと、貧血や腎臓病などの可能性があります。また、爪全体が少し黄色がかっている白さの場合には、『爪白癬(つめはくせん)』という、爪に出来る水虫のような病気の可能性もあります。
爪が黒っぽい色をしている
爪が真っ黒になっている場合、悪性の腫瘍や、メラニン色素の増加、内分泌系の異常である「副腎低形成(アジソン病)」などが考えられます。
爪が黄っぽい色をしている
たばこや圧迫などの外的要因や感染症、糖尿病、心不全などが原因と疑われます。他にも、リンパ系の病気や内臓疾患、新陳代謝の低下が疑われます。
爪のトラブル
爪の状態をみることで、病気の早期発見につながることにもなります。他にも爪の変化についてみてみましょう。
爪がでこぼこしている、爪にへこみがある
爪の表面に縦線や横線が入ったようなでこぼこがあることがあります。縦線は、乾燥や老化が原因のことが多いですが、横線の場合は病気のサインである可能性があります。詳しくは爪が汚い?!でこぼこした爪になっていませんか?をどうぞ。
二枚爪
二枚爪は、乾燥や外部からの衝撃が原因で起こります。爪は三層から成っていますが、普段から水仕事が多い人やマニキュアの除光液をよく使う人は、乾燥しやすくその層が剥がれてしまうことで起こります。ほかにも、栄養不足や加齢・ストレスなどが原因で起こってしまいます。
二枚爪の対処ですが、爪切りを使うと二枚爪になりやすいので、やすりを使った方がいいようです。乾燥が原因なので、潤いを与え除光液の頻度を減らしましょう。
巻き爪
足の親指に多い症状で爪の両端が巻き付いて伸びていき内側に入り込んでしまいます。爪が巻いて肉に食い込み、時には炎症を起こして、激しい痛みを伴います。
深爪やサイズの合わない靴、遺伝などが原因です。巻き爪は早いうちに対処すれば、症状悪化は防げます。深爪はしないことや、サイズの合った靴を履くなど巻き爪にならないように予防しましょう。
陥入爪(かんにゅうそう)
巻き爪の一種で、爪が伸びてきた時に、爪の両脇の角が指の肉に深く食い込んだ状態をいいます。
爪を丈夫できれいな爪にするには
おしゃれのためにもボロボロの爪なんて嫌ですよね。原因が分かったら次は、爪をボロボロにしないためにはどうしたらいいのかみていきましょう。
乾燥ケアをする
爪が乾燥すると、割れやすくなったりと爪がボロボロになってしまう原因です。爪も肌と同じく保湿が必要になります。
ハンドクリームでの保湿でもいいですし、今は爪専用の保湿クリームや美容液もあるのでそれを使ってもいいですね。とにかく保湿をしましょう。
そして、水仕事をする時はゴム手袋をしたり、熱いお湯だと乾燥しやすくなるのでぬるめのお湯を使い、水仕事後もしっかり保湿するように心がけましょう。
↓乾燥が気になるあなたにおすすめの爪の美容液については下記をどうぞ↓
>>綺麗な爪を目指すあなたに。ネイルリペアセラムをおすすめする理由や口コミをご紹介
なにか異変があれば病院に
爪水虫を始め、爪は健康の指標になっているので、何か色が違うななど、爪がボロボロであれば皮膚科に受診しましょう。
根本の原因を治さなければ爪は綺麗になりません。専門家に診てもらい原因を突き止めましょう。
栄養バランスのいい食事を心掛ける
ダイエットをしているとそうしても、摂ることのできない栄養素がでてきてしまいます。健康のためにもバランスのいい食事は重要です。たんぱく質・亜鉛は爪には欠かせない栄養素なので、これらも意識して摂りましょう。
たんぱく質:魚、肉、卵、乳製品、豆類
亜鉛:牡蠣、するめ、チーズ、大豆など
爪の圧迫は避けよう
爪を圧迫させることもよくありません。サイズの合う靴をきちんと履きましょう。引き締め効果の高いタイツも爪に負担がかかることがあるので、タイツ選びにも注意してください。
正しいネイルケアをしよう
ネイルサロンによっても技術が違い、間違ったケアがされることもあります。ジェルネイルをオフする時に自爪を薄くしてしまう可能性がありますし、安すぎるネイルサロンは避けた方が無難でしょう。
また、除光液に入っているアセトンを多用してしまうと、爪をボロボロにしてしまう原因につながるので、最高でも3週間に1度に留めておきましょう。アセトンを使用した後は、保湿を忘れずに!
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マッサージ
指のマッサージをすることで、新陳代謝を活発化・血液循環をよくしてで爪の成長を促進させてくれます。特におすすめのタイミングはお風呂上がりです。身体が温まっているときにすると効果がアップします。
爪水虫を自力で治すには?
爪水虫になってしまった場合、自力で治すことはできるのでしょうか。
結論から言えば、自分でなんとかするのは不可能です。足の水虫であれば、市販薬でも治療できますが、爪の水虫の場合は自力で治せません。
必ず病院(皮膚科)に行って治療する必要があります。
爪水虫の治療
爪水虫の治療としては飲み薬と塗り薬があります。
飲み薬には2種類あり、それぞれ、特徴があります。
特にそれぞれの薬の欠点が重要になりますが、主に以下のような点です。
①の薬;時に肝機能などで血液検査異常が出ることがあるので、定期的に採血してチェックする必要があります。半年くらいを目安に毎日飲み続けないといけません。
②の薬;飲み合わせの悪い薬の種類がソコソコあります。月に1週間だけで済む反面、1回あたり飲むカプセルの数が多いのと、1回あたりのお値段はソコソコになります。
はっとり皮膚科医院
一方、塗り薬には以下ののような特徴があります。
塗り薬だと病変部に直接染み込ませるので効果を出しやすいこともあります。
はっとり皮膚科医院飲み薬は、薬剤成分が血中から爪に達して効果を発揮します。十分に爪に薬剤が行き渡らなかったり、爪の根元では良くなっているのに伸びてくれないので置き換われないような状態では治りにくいのです。
塗り薬の治療でも同様のことは言えるのですが、塗り薬の場合は病変部にダイレクトに薬剤を付けることができる点で有利です。
はっとり皮膚科医院塗り薬でも効果が期待できるようになりました。飲み薬にあるような全身への影響を考えなくてよいのは大きな利点ですね!
ただ、塗り薬は塗った部位にしか効かないので塗り残しの心配があることや、お値段がソコソコなことなどは注意です。
はっとり皮膚科医院このように、飲み薬と塗り薬それぞれに、メリット・デメリットがあり、症状によってもどちらが適しているのかが変わってくるので、病院で判断してもらうのがベストです。
爪水虫の治療期間は?
爪すべてが新しい爪に生え変わるのに、だいたい1年程度かかるといわれています。
爪水虫の治療期間は、薬によっても変わってきますが、塗り薬は上記にもありますが、半年、もしくは3か月服用します。
塗り薬の場合も、再発を予防するためには1年ほどは塗布する必要があります。
ですので、完全にきれいな爪になるには半年以上から1年はかかるということですね。
爪水虫の治療費は?
爪水虫の治療費ですが、マイナビニュース(https://news.mynavi.jp/article/20170821-skin/)によると、
飲み薬で約3万円+初診料や再診料、定期的な採血にともなう検査代
塗り薬は、
とあるので、これを1か月3本×12で計算すると約3~12万円となります。
まとめ
いかがでしたか。爪のことをよく知り、爪がボロボロになる原因はお分かりいただけたでしょうか。
爪は健康のバロメーターといわれる大事な部分です。ボロボロだったら、健康かどうか判断しづらくなりますし、見た目が悪いですよね。
普段から気を付け、きれいで丈夫な爪を作りましょう。