台湾での1ヶ月の生活費は?意外と高い?
日本人から観光地として、長く人気のある台湾。ハワイと並んで人気があり、行ったことがある人も多いと思います。近い、安い、安全というのが日本人に人気の理由だと言われています。
そんな台湾ですが、1ヶ月の生活費はどれくらいになるのでしょうか。日本人の中にも台湾に親しみを感じて移住をトライする人が多くいます。筆者も1年ほど住んでいたことがあります。
台湾での生活費は日本の7割といったところでした。個人的にはちょっと高いかなと感じます。生活費の他に高い部分、切り詰められる部分についてもまとめました!
この記事の目次
台湾での1ヶ月の生活費まとめ!日本と比べると?
早速台湾生活でどれくらいかかるのか調べてみましょう。食べ物がおいしく、日本人のテイストにも馴染む台湾。移住するにもオススメですし、考えたことがある人も多いようです。ネットでの台湾生活者と、筆者のケースをまとめました。
①合計8万4千円のケース
「台湾の家賃や食費はどのくらい? 台湾(台北)1ヶ月の生活費を公開」(https://nakazimachica.com/living-taipei-1month-cost/)という記事の中で台北に1ヶ月住んだ場合の生活費が載っています。
記事によると1ヶ月8万4千円とのことでした。大きくかかっているのはやはり家賃と食費ですよね。
- 家賃 4万円
- 食費 3万2千円
となっており、これだけで7万2千円かかっています。使える日用品や洋服は日本から持ち込んでいるとのこともあり、比較的安価にまとまっています。移住やロングステイなど、長期滞在者はもう少しかかってくると見てもよさそうです。
②合計6万6千円のケース
こちらは筆者が台湾に住んだときの生活費です。筆者は運良く友達の家にあいてる部屋があったため、間借りする形で入りました。
- 家賃 3万6千円
- 食費 2万7千円
- 日用品代 3千円
- 通信費 なし
- 交通費 なし
- 光熱費 なし
内訳は以上になります。あらかじめ分かっていたことですが、その部屋にはエアコンがなく扇風機だけでした。光熱費と通信費は払わなくてよかったこと、どこにもでかけなかったことがあいまって合計6万6千円という結果になりました。
友達との交遊費も食べ歩きなどがメインで、買い物に出掛けても大きなものは買いませんでした。ショッピングモールなどでも物価は大体日本の7~8割といったところです。台北は特に物価が高いです・・・・。
③台北は家賃が高い!
上記の2つを比べてみてもらうと分かるように、台湾は家賃が高いのがネックです。特に台北市ではその傾向が根強く、人気があるのはその隣りの新北市というのも定番です。ちょうど日本の東京と同じような状態なんですね。
それでも家賃は一人暮らしの平均で3万6千円となっており、決して安いとは言えません。日本人からしても安くはないこの値段、平均給与が12~13万円の台湾ではとても高いです。
④電気代も安くはない
電気代に関しては大体3千5百円くらいが相場となっています。決して高くはないと思いますが、これは夕方〜夜にだけ家にいてエアコンをつけた場合の電気代です。
台湾は暑いのもさることながら、夏の期間が長いのも特徴です。家にいる時間が長い人にとっては、家賃と共に日本と比べてもあまり安さを感じられないかもしれませんね。
⑤交通費は比較的安い
ここまで実際の生活費を見てみると、意外と安くはないものも多い台湾。
ですが交通費は安く、アジアらしさがあります。タクシーは初乗りが250円です。地下鉄やバスは地域によります。こちらも破格の安さというほどではないですが、安心出来る値段です。
海外に行くと物価は安くても移動代で取られてしまう、ということがよくあります。行き先を間違ったり、大荷物でも大丈夫というのは心強いです。
台湾での生活費を抑えられるポイントは?家賃や食費がカギに
具体的な数字が分かったところで、台湾での生活を安く抑えるためのポイントです。どこで出費が抑えられるか分かれば、自分の好みのライフスタイルで安く過ごすことに近付けます!
①台北に住まない
まず1つ目は台北に住まないという選択肢です。台北は確かに便利ですが、何でも物が高いのも事実。台南に行くと、家賃は台北の半分から6割ほどになります。およそ日本円で2万2千円ほどです。
物価も台北の7割ほどに落ち込むため、まとまったお金が既にあり、出来るだけ安く住みたいという人には台南がオススメです。その分現地で仕事を見付けにくく、収入も少ないため、働きたいという人には厳しいです・・・・。
②屋台は安い
台湾の特色としても、取り上げられることが多い屋台。外食産業が発達しているため、台湾では一人暮らしの部屋には特にキッチンがついていないこともよくあります。
男性の筆者が出費を気にせずに、ローカルの屋台でごはんを済ませた場合、1日900円ほどでした。日本より少しこぶりの麺類が300円弱といったところです。女性にとっては、少量のものを多く楽しむことが出来る点で特に人気があります。
コンビニでのパンは90円~100円ほどでしょうか。こちらも日本より若干安く、コンビニは日本以上にどこにでもあります。出先から帰ってきて料理したくない、という人は多いはず。帰りにさっと立ち寄って家に持ち帰りも出来る屋台はありがたいです。
光熱費と合わせても、「昼間は外で遊ぶor仕事がある」という人にとっては台湾のライフスタイルは向いています。逆に家にこもって仕事をする人にとっては高くついてしまいがちです。
③自炊で安く出来る?
生活費を安く抑えたい人にとって自炊は1つの武器です。ですが残念ながら台湾では自炊をしても、あまり金銭的には楽になりません。
先に挙げた屋台や、ドリンクスタンドなど外でちょっと買って食べる文化が発展しているのが大きな理由です。価格競争も激しく、安く買えてしまうため、1人暮らしの場合は自炊の方が高くついてしまうことも。
屋台で済ませる分には安くつくのがありがたいところですが、食費をそれ以上安くすることは難しいです。料理器具を買わなくてはいけないこと、キッチンつきだと家賃が高くなることも関係してきます。逆に料理で時短が出来て、他のことに時間を使えると考えた方がよさそうです。
台湾人の中には自炊を全くしないという人も多いです。一方で食品の安全面などから、自分で食材を選んで料理したいという人も。金銭面を気にして自炊をする人は、大家族で住んでいない限りあまりないです。
④最後に生きるのは人脈?
食費や交通費は自分で抑えることは難しいですが、生活費の中でも家賃に関しては別ですよね。台湾ではインターネットを介して多くの物件を紹介していますが、中には外国人お断りのものも多くあります。
現地の保証人が必要なことも多く、保証人になるのを頼みづらいというケースもあります。1番手っ取り早いのは、現地の台湾人に聞くことです。台湾人の知り合いがいれば、更にその友人知人に物件を管理している人がいないか、聞いてみることをオススメします。
管理している人がいれば、その人づてに状況を詳しく聞くこともできますし、値段をおまけしてくれることもよくあります。中国語が喋れない場合は、明記してあっても契約時に自分が気付かないということもありえます。
大家とのトラブルを回避することは大切ですよね。信頼出来る友人に紹介してもらったり、内見についてきてもらうことでよい物件に出会う確率はぐっと高まります!
まとめ
台湾での生活は他のアジア諸国と比べ、より日本に近いと言えます。生活の水準は高いけど、同時に費用もかかってしまうんですね。便利、優雅な生活も出来ますが、逆に安く抑えようと思っても難しいのが現状です。
ですが台南など地方に目を向ければ、いまだに物価の安さを感じることも多くあります。台湾で一緒くたにしてしまうのはもったいないくらい、台北以外の台湾も素敵です。逆にお金がある人は、都会の一流物件に住んで、華やかさを満喫するのもオススメです。
便利さや安さなど、自分の優先事項に合わせることで満足の行く台湾ライフが送れます!