タイでの生活で不便なところは?注意点をまとめました!
アメリカや中国、オーストラリアに続いて日本人の移住者が多いタイ。少し前には年金で移住するなど、その暖かな気候と便利さで話題になりました。日本に比べて生活費を安く抑えられるのも嬉しい点ですよね!
そんな素晴らしいタイでも、やはり外国ということで不便な思いをすることがあります。タイ生活で大切なことは「自分がやろうとしていることは、本当に安全かどうか」確認を怠らないことです。タイには標準というものがありません。
この記事ではどんな部分で不便を感じるか、またどんなポイントが大切になってくるかをまとめました!
この記事の目次
タイ生活で不便を感じるのはどんなとき?
タイでの生活で困ること、不便を感じるのはどんな時でしょうか。タイはよいところも多く、日本よりも住みやすいと感じている日本人も多くいます。移住先として人気もあるタイですが、気になるのは治安や言葉、物価など普段の生活ですよね。
文化が違えば困ることも出てきます。筆者が在住してた経験を元に、タイ生活でのデメリットをまとめました。
タイの生活で不便なところ①言葉の問題
最初は言葉の問題です。これは行く前から予想出来ますよね。むしろ外国人なのに言葉が不便というのは、若干横柄なのかもしれません。タイ語は日本人にとっては全く馴染みがなく、英語とスペイン語など他の言語との互換性がないのも難しいところです。
ざっとまとめるとタイ語は42種類の文字と5つの声調(発音)で構成されています。同じ文字でも声調によって意味が変わるのですが、タイ語独特の文字と合わせて、非常に覚えるのに時間がかかります。
タイとのハーフなど身近にタイ語を学ぶ環境があれば別ですが、日本人からすると英語以上に遠い言語だと言えます。中国語とは違い、書いてある文字が読めないのも痛いですね。
タイの生活で不便なところ②適当な社会
タイの社会は適当です。ネットを見ているとそう思うのは筆者だけではなく、タイ観光や在住している人のほとんどが感じているようです。そしてまたそれをタイ人の、マイペンライ(どうにかなる)精神の表れとしているのも定番です。
バスが時間通りに来ないのは、外国だとどこでもある程度あることです。こういったインフラ問題よりも、怖いのは不慮の事件に巻き込まれてしまうことでしょう。
最近は治安もよくなってきましたが、南部ではテロ行為も起きていました。賄賂で大抵のことが許されてしまうところも、タイらしい部分の1つです。人を殴ったり、違法なことをしてもその場で警察に賄賂を渡すことで逃げ延びている犯罪者が多くいるのも事実です。
遅刻をしても見逃されるなど、その適当さに助けられる部分も多いのですが、治安のよい日本に慣れすぎていると痛い目を見ることもあります。
タイの生活で不便なところ③値段の交渉
タイでは商品に値札がついていないことがよくあります。特に安くものが入る地域の市場などではそうですね。その国に安く住めるかどうかは重要なのですが、この値段の交渉が曲者です。
店の人はこちらを見て日本人か中国人などの観光客と判断します。観光客用の値段をふっかけられるのですが、ここで不便なところ①と②で扱った問題がまとめて降り掛かってきてしまいます。
適当なシステムのせいで言い値でものを売るのが普通、かつこちらが喋れないせいで、値下げ交渉もままならないという状況に。結果的にそこまで物価の安さを感じることが出来ないまま、旅行を終えてしまうことも珍しくありません。
もちろんどちらが悪いという話ではありません。タイ生活では日本と違う文化に触れることがよくあります。ですが生活費など、直接暮らしに関わってくるお金に関してはシビアでいる必要があります。
タイの生活で不便なところ④病気にかかりやすい
タイは日本に比べて温暖かつ多湿です。自然とウィルスなども多くなり、病気の危険性も残念ながら高くなってしまいます。
肝炎、コレラ、腸チフス、赤痢、マラリア、デング熱など。野良犬が多いため、狂犬病にも注意する必要があります。こうして名前を見てみると身近でない病気が多く、いかにも「外国」らしさが出て怖く感じてしまいますよね。
食事も辛いものが多いため、食生活の違いと合わさり下痢や便秘になることも。筆者はアジア圏では台湾とフィリピンに事前に住んでいたことがあり、胃腸は強いと思っていました。実際はタイに着いた後、1ヶ月間は便秘に悩まされることになってしまったことを覚えています。
タイで危ない目に会うのを避けるための注意点は?
タイで不便を感じるポイントについてまとめてきました。自分で防ぐことが難しいことも外国では多く、怖くなったり無力感を感じたりすることもあるかもしれません。財布やパスポートを盗まれた、となっては楽しい旅行も台無しですよね。
そんな困った状況にならないように、気をつけることは何でしょうか。持ち物に目を見張るなど、基本的なことはよく言われていますよね。筆者が個人的に気をつけている、タイ生活での注意点をまとめました。
①治安の良し悪しには敏感になろう
最初は土地勘もなく、ちょっとした困りごとやトラブルもつきものです。気をつけておきたいのは、その地域の治安の実状です。アパートやコンドミニアムなど、住居を探している人にとっては特に重要ですね。
筆者の経験上、ガイドブックやネットで言われてるような「~~の街は治安がよい、わるい」というのは全くあてになりません。日本でも「東京は治安がいいか」と聞かれたら、場所によると答える人が多いのではないでしょうか。
ざっくばらんに区画単位で見るのではなく、人通りや夜中のうるささ、何階に宿を取っているかなど細かいところに注意しましょう。建物の雰囲気から、タイの中でもどれくらいの生活水準なのかを何となく察することは出来ると思います。
筆者の経験上、夜中騒がしい場所は割と安全です。叫べば周りの人間が気付くような場所より、ちょっと落ち着いた雰囲気の場所が危ないです。
観光でもバックパッカーのためのホステルなどには注意が必要なときも。宿側が何か盗んでくるという話は聞きませんが、相部屋の人の荷物を盗む宿泊客がいます。安い料金の場所には気をつけましょう。
②病院での手続きは思ったより大変
筆者が1番タイで困ったことは病院での診察です。タイの私立病院は非常に先進的で、日本と同じかそれ以上の治療が受けられるという情報をよく見かけます。私も現地で足を怪我した時に治療を受けましたが、日本と変わらない印象を受けました。
しかし、大事なのは診察までの手続きです。日本と同じく、事前に電話で診察予約をする必要があることも。クレジットカードに付帯している海外保険の場合は、事前に日本の連絡先に電話して提携先病院を確認していかないと保険が降りません。どのような海外保険に入っていても、病院で書類を記入するのに長い時間を取られることが多くあります。
筆者はタイ語が分からなかったため、英語で診察を受けました。英語であれば診察時間もぐっと広がりますが、もし日本語しか喋れないようであれば注意が必要です。緊急外来なども含め、24時間診察してくれる病院は多いのはタイの私立病院のよいところと言えます。
その中でも「日本人通訳をお望みですね。来週の水曜日午後なら大丈夫です。」など急に指定が厳しくなります。お金も病院もしっかりあるのに治療が受けられないのでは仕方ありませんよね。これはタイのみでなく、海外全般で言える話です。
海外で病院に行く必要があるときは大抵が切迫した状況だと思います。持病を持っていたり、生活習慣病を患っている人などは、タイで病院にかかることもあるかもしれません。事前に最寄の病院の位置、通訳がいるか、勤務時間はいつか、などを面倒でも確認しておくことをオススメします。
まとめ
いかがでしたか。情報だけを聞くと恐ろしいイメージを持ってしまうかもしれませんが、タイは医療制度も発達しており、バンコクなど都市部は特に生活も便利です。
大切なのは外国にいることをふまえ、今自分に必要なことを確かめることです。それさえしっかりできれば、懐の深いタイという国を、より楽しむことが出来ます!