仕事や転職に役立つ資格のおすすめは?一生使える資格はどんな資格?
仕事を考えるとき、1つ重要な要素となってくるのが資格です。
就職するのにどんな資格が必要か、また就職してから取れる資格にはどんなものがあるか。知ることによって転職での強みも違ってきます。
就職するときに1番強い資格は国家資格です。給与、労働基準、休暇、転職すべての面において優れています。
30代や40代の人で「今から勉強して資格がとりたい」という場合は日商簿記やTOEIC、マイクロオフィススペシャリストなどがおすすめです。
女性におすすめの資格を細分化して、なぜ必要なのかチェックしていきましょう!
この記事の目次
女性に人気の役立つ資格ランキング!趣味にも役立つ?
まず最初は女性に人気の資格についてです。
40代や子持ちなど、人にはそれぞれ違う状況がありますが、女性に需要のある資格ランキングをユーキャンの「人気講座ランキングトップ30」(https://www.u-can.co.jp/special/feature/201210/)から抜粋しました。
1位 医療事務
2位 調剤薬局事務
3位 実用ボールペン字
4位 介護事務
5位 行政書士
という結果になりました。どれも女性のイメージが強い資格と言えますね。医療事務や調剤薬局事務などは現職の人も女性が多いです。
6位以下はマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS試験)やカラーコーディネートなど女性に人気の資格は趣味に通じているケースもあります。
資格は役立つのが大切、という考えは男性女性双方に言えることでもあります。
トータルで見ると、まず就職第一ということで事務関係の資格が圧倒的な人気を誇っています。
それに続くかたちで3位の実用ボールペン字やMOS試験など「上達すればお得感が味わえる」資格が事務仕事に紐づけられるかたちで人気を博しています。
女性が一生使える資格は?
次は女性が一生使える資格についてのまとめです。「一生使える資格」というのはかなり厳しく、資格だけでは食べていけないのが現状と言えます。
その中でも強力なのはやはり国家資格です。女性男性問わず資格保持者でないと就けない職業は、やはり一生ものと言えます。
- 公認会計士
- 社会保険労務士
- ファイナンシャルプランナー
- 薬剤師
- 一級建築士
などお堅めとも言える資格が並びます。「資格を今すぐ取りたい!」と思っても一朝一夕では取れないものばかりですよね。
薬剤師など、30代40代から資格の勉強をしたい人には難易度が高すぎるものばかりです。
少し目先を変えてみましょう。かなりランクは落ちますが、持っていても損はないと思われる、一生役立つ資格もあります。
- TOEIC
- MOS
- 簿記検定
- 秘書検定
上記のような資格は事務仕事に就こうと考えている人には人気の資格です。カバーできる範囲が多く「取っておいて損はない」と言える資格と言えます。
一生その資格だけで食べていくことは難しいかもしれませんが、1度仕事を得ることで職場を通じて新たな資格取得を目指すこともできる拡張性が魅力です。
持ってるとかっこいい資格は?
少し変化球気味ですが、持ってるとかっこいい資格です。その資格を持っているというだけで、人を見る目が変わることもあります。
- 弁護士
- 医師免許
- CPA(公認会計士)
- MBA(経営学修士)
- ファイナンシャルプランナー
- TOEIC
など難易度が高く、頭がよさそうに見える資格が多くあがっています。点数制のTOEICをのぞき、持ってるとかっこいい資格には難易度も関わっていることが分かります。
難しいからこそ持ってる人はかっこよく見えるのでしょう。CPAやMBAなどローマ字が並んでいるのもポイントです。
筆者も「持ってる資格は?」と聞かれTOEICをあげたとき、急に相手の反応がよくなったことがあります。
持ってる資格で判断する人は遠慮したいと思いつつも、資格の効果を実感した瞬間でもあります。
日本は外国のようにホワイトカラーとブルーカラーがハッキリ分かれておらず、かっこよく見える資格を持っていても薄給で激務という場合もあります。
しかしそんな中でもやはり「誰から見てもかっこいい資格」は抜群の安定感を誇っていることが分かります。
女性が自立できる資格!女性におすすめの国家資格
女性が自立できる資格は1人、あるいは家族を支えて生きていくときにもその身を助けます。この場合も女性が取れる国家資格に比重が置かれ、趣味を兼ねる色は完全に見られません。
- 不動産鑑定士
- 税理士
- 宅地建物取引士
- 司法書士
- 行政書士
- 弁理士
- 看護師
仕事!というイメージの資格が並びました。司法書士や弁理士など、市場価値が高い資格が特徴で「倍率が高い」ことと「専門性がある」ことが求められていることが分かります。
女性が1人でも自立できる職業の多くは、クライアントや患者に対しての責任感も重くなります。
どれもちゃらんぽらんな気持ちでは精神的に続かない仕事で、適当な気持ちでは就職の前に資格取得すら困難でしょう。
年代別におすすめの資格をご紹介
20代女性の転職におすすめの資格は?
ライフステージを進めるにしたがって、転職を考える女性も増えてきます。20代女性でも転職を考える、人生の岐路に立たされることも多くあります。
20代はまだ若く、資格の取得についても30代や40代と比べまだ幅が持てます。プラス女性の多くは一般事務職として働いています。
上記の点から、おすすめされるのはIT関係の資格です。IT関係の資格と言っても数が多いため、ウェブデザインの資格もあればCCIEやCCNAなどネットワーク技術者のみが取る専門的な資格もあります。
女性にとって肝心なのは結婚や子育てなどで職場を離れたとしても、希望したときにすぐに帰ってこれるフットワークのよい、売り手市場の資格を持つことと言えます。
なかなか人を取らない、1度入ったらなかなか人が抜けないという職場は概して育児休暇なども申請しにくく、ウェットな人間関係が引き合いに出されることも多いです。
基本情報技術者の試験やマイクロソフトオフィススペシャリストなどの他、専門にネットワークやソフトウェア関連の仕事をしていたらそちらに特化した資格をとることをおすすめします。
30代で転職するには資格は必須?未経験職種へ転職したい場合は?
30代で転職したいと思った場合、資格は必要なのでしょうか。30代での転職は資格がなかったり、未経験者お断りのイメージが強いです。
もちろんどのような資格を持っているかにもよります。同業種間の転職であれば、現職に関係のあるスキルや資格を身に着けておくことが、最良の解決方法と言えるでしょう。
一方で異業種間で転職したいと思った場合、残念ながら資格がそれほど役立つということはありません。
もちろん持っているに越したことはないのですが、資格を持っていても実務経験が0の30代では思うように機能しないのが現状です。
未経験職種に転職したい場合は、資格がなくても正社員として就ける職業を選ぶことをおすすめします。飲食などのサービス業、事務職や運送業が例としてあげられます。
手に職をつけたい30代女性におすすめの資格は?
手に職をつけたい女性にとっても、資格は自分をアピールできる武器になります。30代で転職を考える場合も、勤続する場合も資格をとっておくに越したことはありません。
手に職をつけたい場合、20代で就職した後働きながら腕を磨いて資格をとる流れが一般的です。こちらも基本的には、現職に関係した専門スキルの資格取得です。
- 美容師
- グラフィックデザイナー
- システムエンジニア
- 調理師
- カウンセラー
など幅広い業界に渡っています。美容師やバリスタ、アロマセラピストなどは手に職の資格の中でも分かりやすいのではないでしょうか。
手に職の資格の有利な点としては、現職に関係があることなので導入がスムーズなことと、モチベーションが保ちやすい点です。
転職のための資格取得と考えると気が重くなってしまいますが、手に職の資格は取った時点で今の自分の価値をあげることにもつながります。
40代の転職で資格なしは絶望的?
人によっては40代で転職を考えなければいけない状況に立たされる人もいるでしょう。
それまでは同じ職場で同じようにやっているだけでよかったとしても、転職するとなると知らない人間に自分を売り込まなければいけません。
そのときに資格を何も持っていなかったというケースもあるでしょう。絶望的になってしまう人もいると思いますが、落ち着いて解決策を練ることが大切です。
40代での転職に資格なしで挑む場合、まず大切なのはスキルや経験を活かすことです。資格がなくても実地のスキルやマネージャーとしての経験があれば、転職することも充分可能です。
40代まで1つも仕事をしてこなかったという人はごく稀でしょう。まずは自分の過去をあらいざらい見直してみて、転職に役立つ経験がないかピックアップしてみましょう。
その上で関連する資格があれば、取得に向かうことをおすすめします。
手に職をつけたい40代独身女性におすすめの資格は?
続いては40代女性で、手に職をつけたい場合です。40代女性の中には独身であったり、子供を養うなどの目的から「食える資格」を求めている人も多くいます。
- 日商簿記2級、3級
- 登録販売者
- 通関士
- 宅地建物取引士
手に職をつけるというからには、こちらもあらかじめ実地のスキルを求められるケースがほとんどです。宅建や通関士などは事前の職務経験が求められます。
傾向としては営業や販売などが多く、薬局などでも登録販売者でないと売ることができないものも存在します。
宅建など40代からの国家資格もあるため、更なるキャリアアップを求めている方はぜひ考えてみてくださいね。
40代主婦でも正社員になれる資格は?
最後は40代主婦でも正社員になれる資格についてです。40代主婦と言っても、それまでに歩んできた人生や関わってきた業界によってかなり隔たりがあります。
「40代で既に資格を持っている」という主婦の方はその資格に関連する資格取得がおすすめなのはもちろんです。
MOS試験や保険取引、過去に宅建や中小企業診断士などの資格を取っていれば他の資格取得も楽になります。
MOS試験は一般の事務職員でも取ることが多く、オフィスのソフトを扱う仕事に就くことが予想されるときにはおすすめです。
主婦が資格取得のために在宅でパソコンを使いながら勉強できる点も心強いですね。
並びに簿記、介護資格、医療事務などオーソドックスなものがあがりました。ユーキャンなど資格を勉強できる環境も、現在では豊富にそろっています。
この機会に資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
資格取得に関して、特に女性に役立つ資格についてのまとめでした。
事務職に関わる資格が圧倒的に強く、一般事務が就職先や転職先のメインとして考えられていることが分かります。
ファイナンシャルプランナーや税理士など事前に高いハードルを要するものもあれば、保育士や介護士など就いてからの実務が重要視される資格もあります。
「自分が今とれる資格」を考えることも大切ですが「相手が欲しいのは、どんな資格を持っている人材か」にも焦点をあてて考えてみてくださいね!