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サプリメントで健康被害?!サプリメントって体に悪いの?

サプリメントを飲むにあたって、健康被害=いわゆる副作用というものはあるのでしょうか。

サプリメントの認知度は上がっており、コンビニでも薬局でも見かけるようになりました。手軽に購入できるという点では喜ばしいことかもしれませんが、実は成分表に書かれている成分が入っていないということもあるとか・・・

今回は、サプリメントがもたらす健康被害について勉強していきましょう。

 

サプリメントは食品だから安全?

サプリメント安全

サプリメントは、薬ではなく栄養補助食品や健康補助食品と定義されています。食品だから安心、天然や自然とついているから安心という考えはよくありません。

食品でもアレルギーが起こるように、健康食品、サプリメントの中にもアレルギーや薬剤性の肝障害を起こすものもあります。

例えば、アレルギーを起こす成分としては

  • ユーカリ
  • プロポリス
  • ローヤルゼリー
  • サフロン
  • コンドロイチン硫酸

などがあります。天然由来の原材料で多く認められているのも事実です。

また、ビタミンやミネラルなどたくさんの種類のサプリメントがありますが、栄養食品だからと記載量より多く飲んではいけません。ビタミンやミネラルの中には上限量が定められているものもあり、それを超えて摂取してしまうと、被害がでてしまいます。

毎日の食事がバランスよくできているならサプリメントは必要ありません。きちんと栄養素が摂れているのにさらに、サプリメントで栄養を補っても意味がありません。栄養が摂れているにも関わらず、サプリメントで栄養を補っても逆に良くないことが起こる可能性だってあります。

サプリメントは「補助」ですので、サプリメントを主役にするのではなく、バランスのいい食事や規則的な生活の「補助」として取り入れるべきなのです。

 

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どんな健康被害があるの?

サプリメント健康被害がでるのか

実際にどんな健康被害があったのかみてみましょう。

 

DHCのメリロート、ブルーベリーエキス

事例1.20代女性 メリロートとブルーベリーエキス

「平成14年1月から当該食品を摂取。同年5月の健康診断において肝機能障害が疑われ入院。その後、加療により軽快し同年7月に退院した。」

この方はこれ以外の薬物や健康食品は摂取しておらず、入院して摂取を中止することにより肝機能の改善がみられたこと、他のウイルス性肝炎等は否定されていることから、当該製品の摂取による肝障害であることが強く疑われた。(厚生労働省 都道府県等から報告されたいわゆる健康食品に係る健康被害事例について

 

事例2.30代女性 メリロート

「平成13年6月から当該食品を摂取した。7月、黄疸、倦怠感を訴え受診、翌日に入院した。その後、加療により軽快し同月中に退院したが、当該食品を再び摂取したところ再発し、翌日に再入院した(8月に退院)。」他のウイルス性肝炎等は否定されており、当該患者の症状の経過等から、当該製品の摂取による肝障害であることが疑われた。(厚生労働省 都道府県等から報告されたいわゆる健康食品に係る健康被害事例について

 

と二つの被害が報告されています。ただ、この二つの事例については、厚生労働省は企業名を公表していないようです。

 

「厚生労働省は昨年以降のダイエット食品による相次ぐ被害発生をふまえ、疑いが持たれた健康食品については「予防的観点」から、商品名と被害事例を発表することにした。今回、原材料名も公表したのは同じ名称の商品と区別するため。DHC製品以外の同名商品については肝機能障害の報告は今のところない。
DHCは「事故商品が当社の食品であるかどうか調査中」とし、自社商品であることを6月12日現在認めていない。しかも消費者からの問合せに対しても「同様に解答している」(同社・広報課)とし、自社製品ではないかのような誤認を与える説明を続けていることがわかった。」危険なサプリメント

 

DHCのメリロートは、足のむくみやだるさに対するサプリメントです。ブルーベリーエキスは疲れ目に対するサプリメントですね。

二つの口コミをみてみると、効果があったという声も多くリピータもいたりと評価は高いように思います。

http://www.cosme.net/product/product_id/277444/top メリロート@cosme
http://www.cosme.net/product/product_id/269829/top ブルーベリーエキス@cosme

 

メリロートについて調べてみました。

メリロート調べて

メリロートとは、甘い香りが特徴のマメ科のハーブです。メリロートは、薬として頭痛や消化不良の改善、体のむくみ解消などに、利用されてきました。また、それ以外にも料理のスパイスとして、食用にも使われていたようです。

そして、日本では、体のむくみ(特に下半身)を、解消する効果があるというので、ダイエットを目的として、若い女性の間でも、少しずつ愛用者が増えています。

メリロートの中でも成分があり、

  • クマリン

血液がすぐに固まるのを防いで、リンパ液や血行を良くする

  • サポニン

メタボ、肥満の防止やガンを抑える

  • ケスセチン

血液のコレステロール値を抑えて、糖尿病や高血圧を予防する

 

これらが有効成分として挙げられています。特にクマリンがメリロートの代表的な成分として知られているのですが、実は1日あたりの摂取量の目安は、メリロート300mg以下、クマリン4%以下です。クマリンを過剰摂取すると肝障害を起こす恐れがあると指摘されているのです。

そこでDHCのメリロートの成分をみてみましょう。

「1日2粒総重量910mg(内容量600mg)あたりメリロートエキス末(クマリン5%)200mg」

なんです。ちなみにファンケルからでている「メリロート キュットレスト」はメリロートエキス130mgで、クマリンの量は記載されていませんでした。

 

つまりDHCのメリロートを1日2粒飲むとクマリンが少し多いんですね。とはいっても、購入者が多いのは事実ですし、被害がでていない人も大勢います。一概にこのサプリメントはだめと決めつけることはできませんが、「クマリンを過剰摂取すると肝障害を起こす恐れがある」という事実は知っておいてほしいです。用法用量を守り、少しでも異常があれば中止するほうがよさそうですね。

 

アマメシバ

アマメシバ公益社団法人東京生薬協会出典

「久司道夫のあまめしば」「よこださん家のあまめしば」で閉塞性細気管支炎が発症したという事例も報告されています。

久司道夫のあまめしばは、アマメシバ(マレーシアでは、生鮮野菜として、一般に加熱調理により摂取されている。日本では、便秘予防など健康目的で摂る人が多い)を加熱殺菌し、粉末にしたもので、原材料はアマメシバのみのものです。

 

マレーシアでは健康被害はでておらず、「粉末剤、錠剤等」といった「通常の方法と著しく異なる方法」で摂取する場合は健康被害の恐れがあるということで、厚生労働省は9月12日、食品衛生法に基づき、アマメシバを粉末や錠剤などに加工した健康食品について、安全性が確認されるまでの間の販売禁止となりました。他にもダイエットサプリやバストアップサプリで健康被害がでている例もあるようです。

 

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なぜ健康被害が起こるのか

GMPNAVERまとめ出典

この表をみてください。これは、アメリカと日本で新たなサプリメントの品質認定基準で、アメリカは「CGMP」、日本は「JHFA」の比較表です。つまり、日本のサプリメントのGMPはかなり緩いことが分かります。

GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正 製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、 出荷まで全ての過程において、製品が「安全」 に作られ、「一定の品質」が保たれるようにする ための製造工程管理基準のことです。

サプリメントの健康被害はもちろんアメリカのものもありますが、日本のサプリメントによるものも多数です。国産のものは安心と思っていましたが、サプリメントに関してはそうもいかないようです。

 

健康食品による健康被害の特徴

健康被害特徴

たくさんサプリメントがある中、サプリメントが原因で健康被害が起こったということもありますが、サプリメントを摂る人自身の健康も関わってきます。

健康被害が起こる用要因として

①製品の品質や偽装表示
②不適切な利用方法
③利用対象者の体質等(高齢者、幼児、妊婦、アレルギー体質)
④医薬品や健康食品との相互作用

があるとされています。摂るサプリメントもそうですが、摂る人の環境も合わさって健康被害が起きてしまうんですね。

 

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サプリメントはあくまで補助

サプリメント補助

サプリメントを飲むことで、「体調が良くなったように感じる」「飲んでよかった」と思う人もいれば、「体に異変がでた」「飲まなければよかった」と思う人もいるでしょう。これは食品や薬など意見が分かれるのは当然のことです。

サプリメントを飲むことがいいとも悪いとも言えませんが、栄養不足から体調を崩している人がいるのも事実です。

そういった場合サプリメントに頼ろうという人も必ずいます。その場合サプリメントを主にして食事や生活はそのままでは、健康には近づけません。

サプリメントはあくまで補助として捉え、本当に必要なものだけ摂るようにしましょう。ダイエットサプリも、食事や運動療法があってこそ効果を発揮するものではないでしょうか。サプリメントを飲むということは何らかのリスクがあるかもしれないということを念頭においておいたほうがいいかもしれませんね。今はインターネットも広く普及していますし、じっくり調べてからサプリメントを摂りましょう。

 

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まとめ

サプリメントにも怖い事実があったなんて知りませんでした。何気なく摂っていたサプリメント・・・これからはきちんと成分などを把握しておく必要があるなと感じました。

忙しい毎日を送っていると、バランスのいい食事ってなかなか難しいですから、サプリメントは手放せない人も多いでしょう。自らの健康は自らで守るしかありません!!

サプリメントを摂る際は以下の記事も参考にしてみてください。

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