留学のルームメイトに求めることは?こんなルームメイトには注意!
留学するとルームメイトと一緒に家を借りる、ということも多くなると思います。筆者も留学した時は長い間、ルームメイトと一緒に住んでいました。
細々したトラブルはあるものの、ルームシェアというのは留学生にとって一般的です。
どうしたら自分にとってよいルームメイトと、気の合わないルームメイトを見分けることが出来るでしょうか。
オススメなのは仕事をしていて家探しをしている人、あるいは現地人以外の留学生と一緒に住むことです。
この記事の目次
留学でルームメイトとのよくあるトラブルまとめ
留学後のルームメイトとは、とにかくトラブルが起こります。日本にいた頃から仲良くしていたという人ならばともかく、大抵は留学後に知り合う相手ですよね。
文化や気遣いの概念が違うことばかりです。よくあるルームメイトのトラブルをまとめました。
①騒音問題
留学した時、ルームメイトがうるさいということはよくあります。ルームメイトだけならばいざしらず、アパートの隣りの部屋がうるさいということも。
ただでさえ気の張りつめる留学、ルームメイトとのいざこざでストレスを余計に感じたくはありませんよね。
筆者も含め1番よくあるのは「誰かが期末試験が終わったけど、他の誰かはまだ試験勉強中」というパターンでした。片方は長期休暇に突入してウハウハ状態ですが、もう片方は今からが本番。自分の部屋で勉強していたとしても、楽しそうな騒ぎ声が聞こえたら気が立ってしまいますよね。
とはいっても、ホームパーティが一般的な国も多く、「それなら耳栓でも付けて勉強すれば?」となることも多いです。どちらも自分が悪いとは思っておらず、心に余裕がないときは特に相手を責めてしまいがちです。
②どこまでシェアするか問題
どこまで家の中のものをシェアするかというのも問題になってきます。
本当に些細なことですが、小さなものほど積み重なってしまうものですよね。家族とでも起こる問題は、他人とならば余計に大きな問題になってしまいます。
筆者の場合は5人で住んでおり、キッチンペーパーやトイレットペーパーなど日用品をみんなで出し合い、担当制にして買いに行くようにしていました。
最初はよかったのですが、仕事で家を開けている時間が長い人や彼氏と半同棲している人もいました。そうなると「自分は全く使ってないのに、他人の日用品にお金を払わされてる」と考えるようになってしまうんですよね。
「自分は家で料理しないからキッチンペーパー代は出したくない」などの意見も出てきますし、1度そういうのを許可すると「誰々は出さなくていいのに私が出すのはおかしい」という泥沼化していくことも。
月々にすれば合計数千円の小さいことなのに、留学先のルームメイトと会話がなくなる険悪さに繋がることはよくあります。
もう少し金額の大きいものになると電気代、エアコン代なども関わってきます。
③名義人になるのは誰?
誰名義で家、電気ガス契約、通信費契約をするかというのは非常に大切です。
自分名義で家を借りた場合、ルームメイトがお金を払いたくないと言ったとしても、自分は家賃を収めなくてはなりません。
電気やガスの契約にしても同じです。名義人をそれぞれ別に登録することも多いです。
「ぼくが家の名義人になるから電気とガス、通信費はお願い。」という感じですね。こうするとお互い計算して月々の家賃、電気代などを計算して相殺することが出来ます。最終的に現金のやりとりが少ない金額で済むのも嬉しいポイントです。
しかし、出来れば名義人にはなりたくないというのが本音です。留学中のルームメイトが全て日本人で日本の連絡先も知っているという場合はまれですよね。
筆者は以前家を自分の名義で借りていましたが、留学中ルームメイトの日本人と、全く家賃とは関係ないことで口論になってしまったことがあります。
相手は家賃を払いたくないといい、数ヶ月分家賃を滞納したまま夏休みで日本に帰ってしまいました。
「家に問題があって、次の秋学期は留学先に戻らない」という知らせをその直後受けました。完全に逃げられたかたちです。合計で貸している金額は40万円ほどでした。
ルームメイトの親の会社の名前をたまたま知っていたので、ネットで番号を調べ鬼の形相で電話を掛けたのを覚えています。結果的に裁判などおおごとになることはありませんでしたが、外国にいるのに無駄なことでひやひやしたくはありませんよね。
ルームメイトに適しているのはどんな人?
よくあるトラブルを紹介したところで、次はどんな人がルームメイトの相手として適しているかについてです。
気の合った友達が必ずしもよいルームメイトになるわけではないんですね。筆者はむしろちょっと距離のある相手の方がルームメイトとしては、よい関係になれたことが多かったです。ポイントをまとめました。
①ある程度お金を持っている人
いきなり生々しい話ですが、やはりお金を持っていることは重要です。社会人だったり、お金持ちの子供など。とにかくお金に関するトラブルは多いため、こちらが真っ当な言い分をしてもゴネられることがあります。
前述した筆者の日本人ルームメイトとのトラブルも、元々は相手が「ちょっとすぐにお金は用意出来ないから、ガス電気代の支払いを建て替えて欲しい」といったことが始まりでした。
この時点で割とうんざりですよね。そこから結局ズブズブと家賃関係のトラブルに派生してしまいました。
奨学金などで来ている人、経済的に困窮している人とルームシェアをするな、というわけでは決してありません。
ですが、自分が名義人で相手が金額を払えないとき、その金額がいくらであろうと法的に払わされるのはあなたです。
②仕事などで家を空けがちな人
家を空けがちな人とは人間関係も楽です。社会人などで出張が多い、残業が多いなどですね。長期休暇で実家で帰る人なども含まれます。
こういった人とは時間の都合をつけやすいのがメリットです。
例えば「残業が多いから昼間はどんなに騒いでもいいけど、夜中11時以降は勘弁してほしい」と言われれば、こちらも予定が立てやすいです。必然的に会話は少なくなりますが、留学する際にルームメイトとあまり話さないという関係はアリだと思います。
必要以上にべったりするよりも、適度な距離感がある方がお互い気遣うものなのかもしれません。
ルームメイトと話さなければ現地語が勉強出来ないかというとそうではありませんし、話し相手が必要ならば外で会ったり電話するなど、いくらでも方法はあります。
③カップルと住むのはアリ
複数人で住む場合、カップルと住むのは割とアリだと感じています。留学中、ルームメイトが異性を連れ込んでいると何かと気まずいこともあります。
中には彼氏が数日だけ住む家がなくて困っている、などこちらが断りにくい状況のことも。留学してまでルームメイトの男女関係に、振り回されたくはありませんよね・・・・。
ですが、元から相手側がカップルで住んでいる場合、解決出来ることも多くあります。少なくとも付き合っている2人は、彼氏彼女を連れ込むことはありえません。カップルでの生活音も、ルームメイトとのトラブルを恐れて気遣っており、家の中で不快な思いをすることはありませんでした。
どちらかが家賃滞納などの行動に出ると、彼女に言われて破局などにも繋がるからかもしれません。カップルと住んで何かのトラブルに巻き込まれたことはありませんでした。
④言語を特訓したいなら他国の留学生と
現地語を勉強したいという気持ちが強い人であれば、ルームメイトには他国から来た留学生と住むのがオススメです。
彼らも勉強をしに外国に来ていますし、地元の悪いグループと組んで強盗をする、という危険も現地人に比べたら低いです。
お互い助け合うことが出来ますし、アジア圏の人間であればライフスタイルも似ています。食事を一緒にシェアしたり、外食する際も好みが合うことが多いのではないでしょうか。
筆者も台湾人や香港人とは、日本のドラマの話題で盛り上がり、それをきっかけによい関係を築くことが出来ました。
まとめ
オススメのルームメイトの特徴についてまとめてきました。よいこともわるいことも、すぐ表面には現れず、時間を経ってから問題になることが多いです。
逆に家を空けがちな社会人、同じく学業を目的に来ている留学生とは、よい相性になることが多くあります。
ぜひあなたに適したルームメイトを見付ける参考にしてくださいね!