留学エージェントは必要?使った方がいいパターンは?
留学の手続きには2種類の方法があります。
1つ目は日本と同じように入学手続きを全部自分ですること。留学の場合、入学までのプロセスが日本と違うこともあります。英語が分からないのであればなおさらです。
もう1つは留学エージェントを通して入学すること。
こちらの場合は入学までの手続きを全てエージェントがやってくれます。留学先の国を相談したり、学校選びのポイントを教わったり。希望すればホームステイの手続きまでやってくれます。
便利ですが、筆者は留学エージェントを使わない方が結果的にプラスになると考えています。留学エージェントを使うメリットデメリットについてまとめました!
この記事の目次
留学エージェントのメリットは?初めての留学には心強い味方に
留学にはエージェントを通すのが必要なのかどうか、判断するには詳しい情報が必要ですよね。
留学エージェントと聞いても、あまり馴染みのない人も多いと思います。筆者の経験と共に、エージェントのメリットを紹介していきます。
①手続きを全て代行してくれる
海外の学校への入学手続きは面倒です。無犯罪証明書の提出が必要だったり、高校の成績を欧米式に採点しなおした成績表が必要だったり。
留学してみたいと思っても、どんな書類が必要かは分かりにくいものです。1番避けたいのは書類の不備で、予定していた時期に入学出来ないことでしょうか。
その点、留学エージェントを通せばそういった手続きを全てやってくれます。
本人でないと取りに行けないものはまとめて提示してくれますし、エージェントに頼めば手続きに間違いはありません。
②留学について相談も出来る
「留学してみたいけど海外の情報は分からないし、プロに相談したい」と考える人も多いはず。
今はネットの口コミなども相当数ありますが、自分の好みにマッチする留学先を選びたいですよね。
「こういう要望にマッチする国、学校はどこか」という相談にも乗ってくれるため、選択肢に迷っている人にとってはありがたいシステムです。
③無料のところもある
エージェントには無料のものもあります。筆者もエージェントを通して留学しましたが、その当時はなかったと記憶しています。
最近の学生にとっては追い風となりそうですよね。
調べてみると、有料であっても無料であっても広告収入を収益にしていました。有料の場合は更に生徒からの料金を、運営費にあてています。
無料であっても、留学までの手続きが適当になるということはありません。有料の場合は留学手続きにプラスαのサポート(英会話教室など)がつきます。
「最低限入学手続きだけやってくれればいい」という人にとっては無料のエージェントを使うことも、充分選択肢としてはアリですよね。
⇒日本人スタッフがきめ細かいサポートをいたします、安心な留学をするなら【カナダジャーナル】
④留学前に友達ができる
留学セミナーや合同説明会などもやっているため、同じ留学志望の人と出会いやすいのもエージェントを通すメリットだと言えます。
同じ留学先に行く人と出発前に出会うことが出来るのは心強いですよね。
筆者も出国前に、同じ学校に入学する友達ができました。
留学先でもルームシェアをしたり、知り合いから賢い授業選択のコツを聞くことが出来たり。入学手続きと直接は関係ありませんが、結果的に見れば1番大きなポイントになったのはココでした。
留学エージェントを通すデメリットは?予想外の出費も
一方で留学エージェントを通すことのデメリットはどんなものでしょうか。
上記の説明を見ていると、使った方が絶対いいように思えてきますよね。無料であればなおよしです。
①有料エージェントは料金がかかる
有料エージェントの場合、料金がかかります。自分の希望するプランにもよりますが、およそ10-20万円です。
手続きを全部自分でやるとしても、10万円はかかりません。手続きに使う時間とも相談です。
②いらないオプションが多い
筆者は最初、有料のエージェントを通して留学しました。
手厚いサポートと言えば聞こえがいいですが、実際は自分で出来ることにもお金を払わされていることも多いです。
英会話教室なども、街中で受けるよりエージェントを通した場合、授業料が高いです。
相談料金なども込みですが、相談と言ってもエージェントが得するような留学先を、知らないうちに勧められることは多いです。多くの留学生を一ヶ所に集中させることで、少ないコストで手続きを終わらせることが出来ます。
在学中の保険なども、勝手に決められることがあるとのこと。筆者は幸いにもそういうことはありませんでした。
ですが手続きの料金内訳は分かりにくく、保険金は当然自分で払わなければなりません。手続きにスルっと滑り込まされることもあるようです。
「お金を払っているのに、正当なサポートを受けられないのは嫌だ」と考える人には向かないかもしれません。
③到着後の手続きは全て自分がやる必要がある
エージェントは入学までの手続きはやってくれますが、到着後は全て自分でやる必要があります。
絶対に忘れてはいけない書類、ついて2週間以内に連絡しなければいけない行政機関、などやることは山積みです。
せっかく手続きを頼んでも、どのようなものが以後必要になってくるのかは自分で把握しなければなりません。
「英語が苦手だから」という理由でエージェントを使おうと思っている人は注意です。
筆者が困ったのは大学編入時でした。大学に留学する人は編入時に結局、自分で1から全て手続きする必要がでてきます。
最初から自分で手続きをやっておけば、慣れておくこともできたのですが・・・・。
お金を払って手続きしたのに、後で同じような手続きを自分で全部やるハメになってしまいました。
編入時に限らず卒業、就活、インターンシップなど、現地語での手続きはいくらでも出てきます。1度慣れてしまえば簡単なものでも、自分でやらない内は分からないものですよね。
エージェントを使った方がいいのはどんな人?
「現地についてからの手続きを、結局やらなくちゃいけないなら自分でやった方がよい」と私は考えています。
自分で手続きをし、浮いた10万円で英会話教室にでも通う方が最終的に身になると感じました。
ですが逆に、留学エージェントを通した方がいいという場合もあると思います。自分はエージェントに頼んだ方がいいかどうか分からない、という人は参考にしてみてください!
①留学までのスケジュールが過激な人
1つは留学までのスケジュールが過密で動けない人です。
1番有り得るのは仕事をしていて、手続きが思うように進まないというケースではないでしょうか。こういった人はエージェントを通した方がよいでしょう。
ただエージェントを通したとしても、市役所に行く、大使館に行くなどの重要事項をスキップすることはできません。
また、外国では9月が新学期という国が多いです。3月に日本の学校を卒業したとしても、「入学手続きの猶予が全くない!」ということにはならないため安心です。
②説明会にだけ参加してみたい人
留学セミナーなどを無料で開催している業者もあります。そういった体験セミナーがあれば、参加してみるのもよいでしょう。
実際に業者の雰囲気やプッシュしている留学先、留学先の強みなどを肌に触れて分かる機会があるのは大きいです。
筆者も最初は無料体験セミナーに複数参加し、そこを情報交換の場としていました。
エージェントごとの特色や「〜〜のエージェントの評判がよい」など、行ってみないと分からないことも多いですよね。ネットの広告だけでは分からない情報や、人脈も手に入れられることがメリットです。
2つ例をあげてみましたが、このように「無料で触れられる分だけ参加する」というスタンスでもよいと思います。
筆者は当時よくあった有料のエージェントに頼みましたが、後で振り返ってみると入学手続きは簡単でした。かなり損した気分になったことを覚えています・・・・。
「高校中退して16歳で大検とったんですよね。お金なかったんで自分で手続きして、17歳で入学してきました。」という日本人の留学生もいました。
ついつい留学と考えると身構えてしまうかもしれませんが、1つ1つクリアしていけば確実に個人でもできます。
まとめ
「エージェントがどんなことをしてくれるか」という情報はネットに多く載っているので、今回は使った後の目線からメリットとデメリットを扱いました。
一見便利にも思えますが、長期で見るとうまみは少ないというのが使った感想です。サービス内容もよくチェックした上で、留学エージェントを使うかどうか考えてみてくださいね。