交際相手がいないけど結婚はしたい?!その驚きの理由とは?
交際相手がいない男女の割合が過去最高になったという驚きの結果が話題になりましたね。この結果に驚く人もいれば、納得する人もいるかもしれません。
交際相手がいない人向けに出会いを提供する、相席屋や街コンなどといったサービスが充実する中、なぜ交際相手がいない割合が過去最高になったのか気になりませんか?
今回は、「交際相手がいない理由」についてみていきたいと思います。
この記事の目次
交際相手がいない独身者の割合が過去最高に
2016年9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の調査で、18~34歳の独身者男性の69.8%、女性の59.1%に交際相手がいないことが判明しました。
これは5年前の前回調査から1割増えているという結果になっています。
このうち男女とも約3割は「交際を望んでいない」と回答したものの、その一方で、男性の85.7%、女性の89.3%が「いずれは結婚しようと思っている」と考えているのです。
しかも、「一年以内に結婚したい」「理想的な相手が見つかれば一年以内に結婚したい」と考えている独身者は、男性45.5%、女性は52.6%と半数が一年以内に結婚したいと考えています。
半数以上に交際相手がいないというのに、結婚はしたい・・・なんだか少し矛盾が生じていますね。
交際相手がいない理由は?
恋人がいない人の中には、欲しくてもできない人、いらない人に分けられるように思います。
内閣府が行った、平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」によると、恋人がほしいと思っている20~30代の男女は全体で6割いるということが分かっています。
一方、恋人がいらないという人は4割いるということになりますよね。
恋人がほしいのにできないという理由には「出会いがない」ということが挙がってくるように思いますが、恋人がいらないという理由には何があるのでしょうか。
同調査によると、恋人がいらない理由には
恋愛が面倒 46.2%
自分の趣味に力を入れたい 45.1%
仕事や勉強に力を入れたい 32.9%
恋愛に興味がない 28%
が挙げられていました。
つまり、男性の約7割、女性の約6割に交際相手がいない理由は、恋愛が面倒で、自分の生活をしっかり確保したいからということですね。
なぜ恋愛が面倒なのか
恋人はいらないけど、結婚はしたい。これは恋愛が面倒だからという理由が多かったのは上記の結果をみてもらえばわかります。
以前なら、クリスマスなどイベント前になれば慌てて恋人探しをしていたのが当たり前だったような気がしますが、今は「クリぼっち」という言葉などが浸透していますよね。
2016年のクリスマスは20代の男女の約3割がクリぼっちだったようです。なぜ、恋愛が面倒という若者が増えてしまったのでしょうか。
相手に合わせるのが面倒
これは恋人だけに限ったことではありませんが、人と人との関係を継続させるには、相手の考えていることを読み、それに合わせるということが必要になってきます。
友人関係であれば、ある程度気楽にできますが、恋人となると常に相手の気持ちを読み、対応していかなければ関係は破綻してしまいます。
それに、イベント事も多くあり、面倒くさいと感じる人も多いでしょう。
また、恋愛中は相手の言動に一喜一憂することもあります。楽しいことや嬉しいことがある反面、マイナスのこともあります。
恋愛していると、気持ちのふり幅が大きくなりますね。一人○○が多くなっているのもこのためと言えますが、相手に合わせて行動するぐらいなら、恋人なんていらないと考えるのでしょう。
恋愛に対して受け身になっている
電通総研が全国の23~49歳の独身男女に発表した調査(2010年11月)によると、恋愛に関して「相手からのアプローチを待つ方だ」と回答したのは、男性 64%、女性 73.3%だったという結果がでています。
交際に発展させるには、告白をしてというのがだいたいの流れですが、多くの男女が受け身なのです。
そこには断られて傷つきたくないという心理もあるでしょうし、傷つくくらいなら交際相手がいなくてもいいやと思ってしまうのでしょう。
草食男子が増えたということも恋愛に受け身になっている男性が増えたということになますね。
お金がかかる
2016年4月のマイナビウーマン(参考:マイナビウーマン)の年代別平均年収によると、以下の年収になっています。
デートをするには、デートで着る服や食事、遊びにかけるお金が原資として必要となりますが、自分の生活を維持するための費用の方が大切ですよね。
自身が暮らしていくのがやっとで恋愛にかかる費用を捻出できないのです。
さらに、人は投資をしたら、その見返りを期待するものですが、恋愛ではそのような投資ができなません。結果が望めないものに時間を割くことが面倒だと感じるのでしょうか。
無駄な恋愛をしたくない
これは特に女性に言えることですが、恋愛をするからには結婚して子供を持ちたいですよね。家庭を築く上で、収入は重要です。
先ほども年収を年代別にあげましたが、親子で生活するには少し厳しい年収です。そうすると、結婚が考えられない恋愛は無駄だ、面倒くさいだけと考えてしまう心理が働きます。
趣味や仕事に集中したいから
これは恋人がいらない理由にも含まれていますが、趣味や仕事に集中したい人は、恋愛に時間をかけていられませんよね。
恋人ができると、デートなどに時間がとられてしまいます。自分の好きな時間を趣味や仕事にあてたい、そんな思いが恋愛を面倒に思う理由なのです。
縛られたくない
恋人がいると、どうしてもデートの時間を設けるために時間が必要になってしまいます。相手が束縛する相手であれば、満足に友達を合えないということもありえるでしょう。
そうなってくると、自由な時間が減ってしまい、自分の時間が減ってしまう可能性もあります。自由でいたい、縛られたくないという思いが恋愛が面倒だと感じてしまうのではないでしょうか。
SNSが広がっている
Facebookやinsutagramなど多くのSNSを利用するようになっています。多くの人は、SNSで常につながっているので、それをいつでも見れるという状況になっていますよね。
あるアンケートでは、「恋人の携帯電話をチェックしたことがある」というアンケートに対し、男性は18%、女性は26%があると答えています。
相手のことをもっと知りたいと思う気持ちが、恋人のスマホやSNSを見てしまい、別の異性とのやり取りに焼きもちを焼いたり、逆に嫉妬されたりすることにもなり、恋愛を「もう嫌だ」「面倒だ」と感じさせる要因になっているのではないでしょうか。
恋愛しなくても満足できるコンテンツが充実している
恋愛すると、ドキドキやワクワクという「ときめき」を感じることができます。今は、アイドルやアニメ、ゲームなど「ときめき」を感じることができるコンテンツが充実しています。
わざわざ、しんどい恋愛をしなくても、ゲームやアニメでときめきを感じることができ、しかも傷つくことはないというメリットがあります。
受け身の若者が多い今、傷つきたくないという思いを抱えている人は多いはず。ゲームやアニメだと、傷つくことも振り回されることもありません。
セックスへの関心低下?
国立社会保障・人口問題研究所の調査では、性交渉の経験がない独身者の割合が、男性42%、女性444.2%と男女と増加しているという結果が分かっています。
これには、セックスに至るまでのコミュニケーションに煩わしさを感じる人が増えているのではないかと考えられます。
しかし、寂しさも感じるので、セックスやキスはせず、ただ異性と添い寝しあうだけの関係の「添い寝フレンド」(略して「ソフレ」)、キスだけの関係「キスフレ」という言葉が、浸透しつつあるのではないでしょうか。
恋人を作ると煩わしいけど、温もりや安心感がほしいと考える若者が増えているということかもしれません。
交際相手がいないのは恋愛が面倒だから
交際相手がいない確率が年々あがっているのは、「恋愛が面倒だから」ということが分かりました。
恋愛しなくても満たされるものも多くあり、恋人がいなくても寂しいと思うことが少なくなっているのでしょう。また、受け身になっている男女が多いことなどが原因で恋愛が面倒だと感じているという訳です。
ただ、恋愛が面倒で恋人がいらないのに、結婚はしたいという人も多いのも事実です。
結婚も結婚で面倒なこともあるのですが、恋愛なしに結婚しようと思えばできるので、恋人はいらないが、いずれは結婚したいと考えるのでしょうか。
男性の場合は、収入も大きな要因となるでしょう。妻子を養うには収入は大事です。そこが恋愛や結婚に踏みきれない要素の一つだとも言えます。
面倒だと思う気持ちも分かりますが、いずれ結婚したいと思うのであれば、合わせることや金銭面など、恋愛が面倒だと感じている要素が結婚には必要になってきます。
そのため、恋愛を経験しておく必要もあるのではないかなと感じます。出会いがないという人はこの記事を参考にしてみてください。
まとめ
交際相手がいない確率が増えてきているという事実には驚きましたが、実際に理由を調べてみると、なるほどなと納得した部分もありました。
しかし、恋愛で得られるものもありますし、結婚したいと思うのであれば、恋愛するのも悪くはないのではないでしょうか。
実際、恋人がいらないと思っていても、ある場面になったら「彼氏彼女がほしいな」と思うこともあります。恋人がほしくなる瞬間については以下の記事も覗いてみてください。