脂性肌改善に効果的な食べ物とは？美肌を作る食事
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どんなにおさえていても、気が付くとTゾーンが脂浮きをしていたり、ファンデーションがよれてしまったりと、脂性肌は悩みが付きませんよね。実はオイリー肌とはいっても、気にしすぎて油分をお肌から取りすぎてしまい、逆効果になっていたりもします。
しかし、こうなったらスキンケアだけではなく、内側である食事からのアプローチでオイリー肌の改善をしていく必要があります。今回は脂性肌と食事についてみていきましょう。
この記事の目次
脂性肌（オイリー肌）と食事の関係とは？
食事内容がそんなに脂性肌になることと関係しているの？と思われた方も多いのではないでしょうか。私たちの体は、食べたものによって作られています。オイリー肌になる原因は、スキンケアの間違いやホルモンのバランスの崩れなども関係しているのですが、食事内容も大きな原因なのです。
ここでは、食事内容がどのように影響を及ぼしているのかを紹介していきますので、当てはまりそうでしたら、食事を改善してみてください。
食事内容でオイリー肌になっている場合
・皮脂分泌を増やす食べ物を摂りすぎている
・過剰な皮脂分泌を抑え、皮脂をコントロールする栄養素が不足している
上記の2つが考えられます。
皮脂分泌を増やしてしまう食べ物には、「皮脂分泌を増やす食品」と「高GI値で食品も皮脂分泌を増やす食品」があります。
実は、皮脂の成分は中性脂肪なのです。これらの食品は、中性脂肪になる原因とともに、皮脂分泌を増やしてしまいます。
皮脂分泌を増やす食品
動物性の脂身の多いたんぱく質（バター、クリームチーズ、生クリーム、脂身の多いお肉など）、白砂糖、果糖、アルコールがあげられます。
高GI値で食品も皮脂分泌を増やす食品
白米、小麦粉、白砂糖、ジャガイモなど
もちろん、それらを使用したパン、うどん、パスタ、お餅、ケーキなどです。
高GI値とは、糖質をあげる度合いのことで、GI値が高いと急激に血糖値をあげ、肥満などの原因になることが知られていますが、実はお肌にも影響があるのです。血糖値が急激に上がると、インスリンというホルモンが分泌され、インスリンには皮脂腺を刺激し、皮脂を分泌させてしまいます。
これらを過剰に摂取してしまうと、オイリー肌に加速をかけてしまいます。
皮脂をコントロールする栄養素
次は、皮脂のコントロールをしてくれる栄養素についてみていきましょう。過剰に分泌された皮脂をコントロールしてくれる栄養素が不足してしまうと、オイリー肌になってしまいます。その栄養素とは、ビタミン群です。
・ビタミンB2
皮脂の分泌量をコントロールし、皮膚や粘膜を健やかに保つ役割りがあります。
・ビタミンB6
ビタミンB2と一緒になり皮脂の過剰分泌を抑えてくれます。
・ビタミンC
皮脂の過剰分泌と皮脂の酸化防止作用があります。
このように、脂物や精製された食品を過剰に摂ったり、バランスを考えずにビタミン類が不足してしまうと、オイリー肌はどんどんひどくなっていきます。
脂性肌を改善してくれる栄養素は？
脂性肌を改善するために、食事内容を見なおしてみましょう。脂性肌を改善してくれる栄養素とは、やはりビタミン群です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、別名「美容のビタミン」ともいわれるほど美容にはかかせない栄養素なのです。体内の糖質や脂質の代謝を促すことで、過剰分泌する皮脂をコントロールします。ビタミンB2は、肌や頭髪の健康を維持したり、粘膜を保護する役割りがあります。
また、ビタミンB2は水溶性で、水に溶けやすい性質を持っており、しかも体内に蓄積することができませんので、毎日積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質を分解する際に重要な役割りを果たし、肌の新陳代謝を促がしビタミンB6と一緒になって過剰な皮脂の分泌をおさえてくれます。
ビタミンC
コラーゲンの生成をサポートする役割を持っています。抗酸化作用があり、アンチエイジンなどに有効な栄養素です。
ビタミンE
お肌のキメを整えたり、血行をよくする役割り、そして強い抗酸化作用を併せ持っています。ビタミンEも体内に蓄積することができず、お肌や体にいいからと大量に摂取しても、必要量以外は汗や尿などの老廃物となり体外に排出されてしまいますので、毎日意識して摂るようにしましょう。
ビタミンEは、脂溶性ビタミンのため、加熱して摂取するとより吸収率が高まり、さらにビタミンCと一緒に摂取することのより、抗酸化作用がさらにアップしてアンチエイジング、美肌効果が期待できます。
脂性肌改善に欠かせない食べ物
実際に脂性肌を改善するにはどんな食事を摂っていけばいいのでしょうか。
ビタミンB2を多く含む豚肉
豚肉には、ビタミンB群が非常に豊富な食材です。たんぱく質は、必要不可欠な栄養素であり、お肌にもいいとされていますが、特にビタミン群を多く含む豚肉がおすすめです。豚肉を選ぶ際には、脂身の少ない部位、モモ、ヒレなどの赤身を選ぶようにしましょう。
大豆製品
大豆はイソフラボンという女性ホルモンに働きを調整してくれる成分もあり、美肌効果は抜群です。大豆製品の代表的な食べ物といえば、納豆ですね。納豆には、ビタミンB1、B2が多く含まれているほか食物繊維も豊富です。
脂質や糖質の代謝を促進してくれ、食物繊維も豊富なことから便秘の解消にもつながり、腸内環境を整えてくれる効果も期待ができるといえます。
緑黄色野菜
ビタミンと聞くと、果物を思い浮かべる方も多いと思いますが、果糖は過剰に摂ってしまうと皮脂分泌を過剰にしてしまう作用があることから、野菜から摂ったほうがいいでしょう。
特に、色の濃い緑黄色野菜は、ビタミンが豊富に含まれています。積極的に摂ることをおすすめします。ただ、かぼちゃやニンジンは糖質が多いので、注意してください。
玄米
お米にはビタミンB群と代謝をあげてくれる作用のあるアミノ酸が含まれており、皮脂をおさえるのにも非常にいい食材です。より栄養素を多く摂りたいのであれば、玄米にしてみてはいかがでしょうか。最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れてくるとおいしく感じることもでき、満腹感も得られるのでおすすめです。
青魚
青魚といば、アジ、イワシ、サンマ、サバなどです。
不飽和脂肪酸を多く含み、中性脂肪を予防してくれたり、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できる食材です。
ナッツ類
アーモンドやクルミ、ピスタチオなどはビタミンBやEを多く含みアンチエイジング効果があると最近注目を浴びていますね。食べ過ぎはよくありませんが、一日に片手にのるくらい摂るといいとされています。おやつなどに取り入れてみてはいかがでしょうか。
脂性肌改善にNGな食べ物
脂性肌を改善するのと同じように、避けた方がいい食べ物ももちろんあります。
脂身のお肉や揚げ物
油は摂りすぎると、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。たまにご褒美に食べるくらいにしましょう。
スナック菓子や清涼飲料水
スナック菓子は揚げてあるものがほとんどで、時間も経っていることから酸化しています。体にもお肌にもよくありませんのでできるだけ避けましょう。
清涼飲料水も大量の砂糖が入っています。あまり感じないかもしれませんが、甘い砂糖水を飲んでいるようなものですので、当然体にはよくありませんね。
もちろん、お菓子全般も同じです。甘くておいしい物には糖分と脂質の塊であり添加物も満載なのです。
ファストフードやジャンクフード
たまに無性に食べたくなるかもしれません。ファストフードやジャンクフードは高カロリーであり、脂質も多いのです。添加物も多く、お肌のためだけではなく体のためにもあまりよくないです。
精製された小麦製品
小麦粉や小麦粉からできたパスタ、うどんなどは高GI値食品であり、皮脂分泌を促進させるだけではなく、肥満にもつながります。摂りすぎには注意しましょう。
これらの食品をできるだけ避けることにより、オイリー肌を改善するだけではなく、体の中も喫例になっていきます。
全てをがまんすると、ストレスになってしまい逆効果みになることもありますので、普段はバランスのよい食事を心がけて、ご褒美として食べるようにするといいでしょう。
まとめ
オイリー肌だとして、どんなにスキンケアに気をつかっていても食べ物など体に入れるものが、質のよくないものばかりですと、効果は半減してしまいます。
たしかに、お菓子やジャンクフードはおいしいですよね。しかし、高カロリーで高脂質なのも事実です。お肌に影響を与えるだけではなく、体にも影響を及ぼすものです。摂りすぎには注意しましょうね。
そして、意識して、ビタミン類や野菜、添加物のあまり入っていないものを取り入れてみてください。即効性はありませんが、ゆっくりと時間をかけて体の中からキレイになりましょう。