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お金がない?それはなぜ?働く独身女性のお金事情について

お金ない理由

突然ですが、「お金がない」という事態に陥ったことはありますか?私は何度か給料日前でお金がないということは経験したことがあります。

社会人になりたての頃は自分で使えるお金がたくさん増えたということが嬉しくて何も考えず使い、貯金までお金が回らなかったのを思い出します。今振り返って考えると、ちゃんと貯金しといたら良かったなと反省しています。

お金がないという事態に陥る人もいれば、そうでない人もいます。お金がないという背景にはどういった理由があるのでしょうか。そこで今回は「働く独身女性のお金事情」についてみていきたいと思います。

 

働く独身女性の収入は?

働く女性の収入

まず、気になるのが収入。みんなどれくらいもらっているんでしょうか。

 

働く女性の年収は?

職業によって違いがでてきますが、国税局の「民間給与の実態調査結果(平成27年)」によると年間の女性平均年収は276万円となっています。

ネットにあがっているアンケート結果でも、働く独身女性の年収はだいたい250万~300万未満が最も多くなっています。ちなみに看護師の平均年収は、平成27年度人事院統計書調べによると519万円とやはり専門職では平均年収が高いということが分かります。

ここでは、働く独身女性の年収はだいたい250万~300万を基本に考えていきたいと思います。

 

働く女性の月収は?

総務省統計局による「単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」をみてみると、平成26年の女性の可処分所得(=手取り収入)は、208,996円となっています。

手取りとして手元に入ってくるのは、額面給与のおおよそ75~80%です。上記の年収250万~300万の8割とすると、200万~240万円くらいが手取りとなり、単純に1年で割ると、1月16~20万円ということになります。

なので、女性の均月収は20万円前後ということになります。

 

働く女性の貯金は?

次は気になる貯金額。みんなどれくらい貯金しているのでしょうか。

ちなみに私は、看護師として働いていたので月収は20~25万円でした。社会人1~3年目の頃は全く貯金せず、遊びほうけていたので、6年働いて貯金は約200万くらいでした。働きだしてからまじめに貯金していたら、もっと貯金できていたのにな・・・と後悔しています。

では、働く女性の貯金事情についてみていきましょう。

とらばーゆによる働く女子の総貯蓄額アンケートでは、平均328万円貯金しているとの結果でした。年齢別にみると

20~24歳:平均161万円(月平均4.3万円)
25~29歳:平均246万円(月平均4.9万円)
30~34歳:平均354万円(月平均4.6万円)
35~39歳:平均531万円(月平均4.3万円)

となっています。これは平均値のデータですが、年齢別の内訳をみた時にどの世代も100~300万未満の貯金額の割合が高いようです。

独身女性の貯金

表をみてもらえば分かりますが、20~30代の女性の約4割は貯金額が100万円未満となっています。(グラフで言うと、紫の色までが100万円未満)

 

また、総務省統計局による「単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」では、

男女別に単身世帯の貯蓄現在高階級別世帯分布をみると,いずれも貯蓄現在高の少ない 方に偏った分布となっており,平均値(男性が1118万円,女性が1279万円)を下回る世帯 が単身世帯では男女共に6割以上を占めている。また,貯蓄現在高が200万円を下回る世 帯が男性は30.1%,女性は24.4%と,いずれも全体の5分の1以上を占めている。総務省統計局「単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」

このデータは、単身世帯のデータですが70歳以上も含まれているので、貯金の平均値が1千万を超えていますが、年齢別でみた時に40歳未満の女性の貯金現在高は264万円となっています。

 

以上のデータからいうと、働く独身女性の貯金額は200万円前後といえるのではないでしょうか。

 

働く独身女性の収入・貯金
☆年収は250~300万円
☆月収は20万円前後
☆貯金は200万円前後

 

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お金の使い道は?

働く女性のお金の使い道

収入が分かったところで次は支出をみていきたいと思います。

そして、次は支出をみていきます。総務省統計局による「家計調査年報(平成28年)」をみてみると、35歳未満の支出は月150,625円というデータがでています。

内訳は

●家賃:30,737円
●食費:39,580円
●光熱費:7,015円
●家具・家事用品:3,568円
●服・靴:7,604円
●保健医療:3,771円
●交通・通信費:21,129円
●教養娯楽:20,016円
●交際費:7,618円
●その他:17,205円

計約15万円

 

お金がないのも無理ないかも・・・

お金ない理由

一人暮らしをしていると、何かとお金がかかってしまいます。上記の総務省統計局の結果では支出は約15万円でした。しかし、これで家賃がもう少し高かったり、交際費がかさんだりすると、手取り20万円だと、お金がないという状態になりますよね。

そうなってくると、到底貯金にまで回すお金はなく、貯金が100万円未満になるというのも納得です。月々から貯金するのではなく、ボーナス分を貯金するといった形になってくるかもしれません。

私の場合、家計簿はつけておらず、何にいくら使った把握していませんでした。特に支出が多かったのは、食費と交際費。仕事で疲れて帰ってきて作る気にもなれず、総菜・外食は当たり前。

そして、社会人になりたての頃は飲み会三昧・・・。口座にあるお金は全部使ってしまっていました。なので、自動積立貯金をはじめ、そこからは貯金できるようになりました。

今振り返ると、上手に貯金をするのであれば、何にいくら使うか配分を決めておけばよかったのと思います。そうすると、使いすぎることもなく毎月で調整できたのはないでしょうか。

 

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理想的な支出の割合は?

理想の支出の割合

では、次は収入からみた理想的な支出を平均月収16~20万を元に計算していきます。

 

家賃は手取り月収の4分の1が理想的

以前は、「家賃は月収の3分の1がいい」とよくいわれていましたが、現代は徐々に収入が減少してきています。収入が減った中、手取りの3分の1を家賃にあててしまうと、家計がかなり圧迫されてしまいます。

そこで、最近言われているのが、手取り月収の4分の1に抑えるということ。多くても28%に収めたいところです。

手取り月収 理想の家賃
16万円 40,000~44,800円
17万円 42,500~47,600円
18万円 45,000~50,400円
19万円 47,500~53,200円
20万円 50,000~56,000円

これが収入から考えた理想の家賃です。手取り月収が20万円前後だと家賃は4~5万円に収めたいところですね。

 

食費は収入の15~18%が理想的

次は食費についてです。一人暮らしだと自炊するのが面倒になり外食や総菜になってしまうこともしばしば。何より、仕事で疲れて帰ってきてごはん作るのが面倒なんですよね。

しかし、そうしているとついつい食費がかさみがち。食費は収入の18%以内におさめたいところ。こちらも家賃のように計算してみます。

手取り月収 理想の食費
16万円 24,000~28,800円
17万円 25,500~30,600円
18万円 27,000~32,400円
19万円 28,500~34,200円
20万円 30,000~36,000円

この金額は、ランチ代や外食代も含めてが理想ですが、外食をすると到底収まらないと思います。外食といっても、友達とランチをした、職場の飲み会があったも外食ですし、作るのが面倒で外食にしたというケースもありますよね。

これらに関しては自分で線引きをしたらいいかと思います。

例えば、

作るのが面倒で外食にした⇒食費
友達とごはん⇒交際費
職場の飲み会⇒交際費

といった感じです。

 

光熱費は収入の5~6%が理想的

光熱費とは、電気・水道・ガスのこと。これらは収入の5~6%に収めるのが理想的なようです。

手取り月収 理想の光熱費
16万円 8,000~9,600円
17万円 8,500~10,200円
18万円 9,000~10,800円
19万円 9,500~1,1400円
20万円 10,000~12,000円

 

交際費は収入の2%が理想的?

友達と遊ぶ、彼氏とデートするといった場合は交際費に含まれると思いますが、交際費は収入の2%に収めましょう。と書いてある記事がありましたが、2%では下記の値段になります・・・。

友達と遊んで、デートもしてとなると到底足りませんよね。なので、交際費は5%としている割合もあるので、交際費は5%以内に収めましょう。

手取り月収 理想の交際費
16万円 3,200~8,000円
17万円 3,400~8,500円
18万円 3,600~9,000円
19万円 3,800~9,500円
20万円 4,000~10,000円

 

貯金は収入の15~30%が理想的

人生にはお金の貯めやすい時期と貯めにくい時期があると言われています。一般的には、1.独身時代、2.共働き時代、3.子どもが独立してから定年退職まで、の3回が貯め時です。

働いていて独身のうちに貯金すべきなんですね。

手取り月収 理想の貯金
16万円 24,000~48,000円
17万円 25,500~50,000円
18万円 27,000~54,800円
19万円 28,500~5,7000円
20万円 30,000~60,000円

 

手取り収入別に支出を計算

この他にも通信費や日用品などにもお金は必要です。そこで、手取り収入別に家計費の理想的な割合をだしていきます。家賃や光熱費などは上記の%が上の方で算出しています。%を低くするならその分貯金にまわしてください。

 

手取り16万円の場合

家計費内訳 理想の割合 金額
家賃  28%  44,800円
食費  18%  28,800円
光熱費  6%  9,600円
交際費  5%  8,000円
通信費  5%  8,000円
保険料  4%  6,400円
趣味・娯楽  4%  6,400円
被服費  3%  4,800円
日用品  2%  3,200円
交通費  2%  3,200円
その他  3%  4,800円
貯金  20%  32,000円
支出  100%  16万円

 

手取り17万円の場合

家計費内訳 理想の割合 金額
家賃  28%  47,600円
食費  18%  30,600円
光熱費  6%  10,200円
交際費  5%  8,500円
通信費  5%  8,500円
保険料  4%  6,800円
趣味・娯楽  4%  6,800円
被服費  3%  5,100円
日用品  2%  3,400円
交通費  2%  3,400円
その他  3%  5,100円
貯金  20%  34,000円
支出  100%  17万円

 

手取り18万円の場合

家計費内訳 理想の割合 金額
家賃  28%  50,400円
食費  18%  32,400円
光熱費  6%  10,800円
交際費  5%  9,000円
通信費  5%  9,000円
保険料  4%  7,200円
趣味・娯楽  4%  7,200円
被服費  3%  8,400円
日用品  2%  3,600円
交通費  2%  3,600円
その他  3%  8,400円
貯金  20%  36,000円
支出  100%  18万円

 

手取り19万円の場合

家計費内訳 理想の割合 金額
家賃  28%  53,200円
食費  18%  34,200円
光熱費  6%  1,1400円
交際費  5%  9,500円
通信費  5%  9,500円
保険料  4%  7,600円
趣味・娯楽  4%  7,600円
被服費  3%  5,700円
日用品  2%  3,800円
交通費  2%  3,800円
その他  3%  5,700円
貯金  20%  38,000円
支出  100%  19万円

 

手取り20万円の場合

家計費内訳 理想の割合 金額
家賃  28%  56,000円
食費  18%  36,000円
光熱費  6%  12,000円
交際費  5%  10,000円
通信費  5%  10,000円
保険料  4%  8,000円
趣味・娯楽  4%  8,000円
被服費  3%  6,000円
日用品  2%  5,000円
交通費  2%  5,000円
その他  3%  6,000円
貯金  20%  50,000円
支出  100%  20万円

 

このように割合をだしてみると、自分が使っている金額がどうなのか判断しやすくなります。特に家賃は家計を圧迫させやすいので、月収が20万円なのに、6万円以上の家に住んでいるとしたら見直した方がいいかもしれません。貯金を切り崩してまで家賃を高くする必要はないのかなと思います。

上記はあくまで理想の割合なので、どこかに多く割合をおけば他の割合も変わってくるかと思います。お金がないという人は一度自分の家計を見直し、上記のものと比較してみてください。

そうすると、お金がないということにはならないかもしれません。

 

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まとめ

働く独身女性のお金事情についていかがでしたか。友達同士で収入や貯金の話ってあまりしないですよね。特に自分があまり貯金していない時はその話題は避けたいものです。

無理して貯金する必要もないかなと個人的には思っていましたが、やはり貯金は必要です。今が楽しいのはもちろん大事ですが、先のことを考えるのであれば、お金がないという自体は避けたいですよね。

お金がないと口癖になっている人は一度家計の見直しをしてみましょう。

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