乾燥肌の原因は?カムバック潤い!原因と対策まとめ
ちゃんとスキンケアしているのに、なぜかお肌がカサカサと乾燥した肌荒れになることってありますよね。乾燥には保湿がいいと、たっぷりの化粧水や美容液、乳液を使用してもいまいちすっきり肌荒れがよくならない・・・なぜ?
そんなあなた、乾燥肌の原因をちゃんと理解していますか?乾燥肌の原因を知り、うまく対処していくことが重要です。そこで今回は「乾燥肌の原因」についてみていきましょう。
この記事の目次
あなたのお肌は大丈夫?
あなたのお肌は健康なお肌ですか?下のチェック項目にあてはまるか確認してみましょう。3つ以上当てはまればあなたの肌は乾燥している可能性が高いです。乾燥対策が必要です。
- 洗顔後、顔がつっぱるような感じがする
- 唇がよく乾燥する
- 一日中エアコンの効いた部屋にいることが多い
- 肌が白い粉をふいたようになる
- 肌の表面がざらざらする
- 最近化粧のノリが悪くなった
- 同年代の人と比べて老けて見られる
- 起床時、シーツなどでついたあとがなかなか消えない
- ストレスを感じることが多い
- 運動不足
- 睡眠不足
- 熱いお風呂が好き
- 静電気が良くおきる
- 肌がよくかゆくなる
また、自分の肌質を調べる方法がティッシュを使う方法があります。夜の洗顔後、スキンケアをせずにそのまま寝てください。6~7時間後に起きてすぐにティッシュ1枚を顔に押し付けてのせます。
正面を向いた状態ですぐティッシュが落ちたら乾燥肌、下を向いてティッシュが落ちたら普通肌、下を向いてもティッシュが落ちなかったらオイリー肌です。一度試してみてください。
乾燥肌とは?
乾燥肌とは、ドライスキンともいい、皮脂分泌量の低下、角質細胞間脂質や天然保湿因子などの減少により角質の水分含有量が低下している状態のことをいいます。
ずいぶん、難しい言葉が出てきましたね。皮脂はなんのことかわかる人も多いでしょうが、そのあとの言葉は聞きなれませんよね。そこで、皮膚の構造を先に説明しておきます。詳しくは>>お肌の構造とは?これを知ればもっとお肌について興味がでる!
乾燥肌の原因は?
乾燥肌についてお分かりいただけたでしょうか。上記のように、お肌にはもともと水分をキープしてくれる三大要素が備わっています。それなのに、なぜ乾燥肌になってしまうのでしょうか。次は乾燥肌の原因についてみていきましょう。一緒に対策も紹介していきます。
乾燥肌の原因①スキンケアが間違っている
普段しているスキンケア自体が間違っていれば、それは乾燥肌の原因になってしまいます。乾燥肌の最大の原因になっているスキンケアが力の入れすぎやこすりすぎ。汚れを落とそうと必死になってごしごし洗顔してしまっていませんか?
ごしごしと力を入れてしまうことでお肌の角質層が傷つきバリア機能を低下させ、乾燥肌を招きます。また、こすりすぎにより余分な皮脂まで落とすことも乾燥肌の原因になります。
他にも以下のようなスキンケアをしている人は乾燥肌の原因になりやすいので注意しましょう。
洗顔・クレンジング
- 洗顔料をよく泡立てずに洗っている
- 手や指でごしごし洗っている
- 洗顔時間が長い
- ふき取りタイプのクレンジングを毎日使っている
- 熱いお湯で洗っている
化粧品
- ふき取りタイプの化粧水を毎日使っている
- 化粧水をなじませる時、しっかりと肌の奥まで浸透させようとパッティングしている
- 洗顔後すぐに化粧水などで保湿していない
- メイクが濃い
上記に当てはまっている人は正しくスキンケアする必要があります。洗顔やクレンジングは優しくこすらないように。スキンケア用品は自分にあったもので、刺激のないものを選びましょう。
①洗顔料をよく泡立てる
②Tゾーンから優しく洗う
③目元や口元は泡を乗せるだけ
④ぬるま湯で最低20回以上すすぐ
⑤清潔なタオルで顔を押さえる
⑥洗顔後はすぐに保湿
正しい洗顔にぴったりの洗顔料>>【目指せピュア肌】乾燥肌や敏感肌におすすめの泥洗顔
乾燥肌の原因②食生活
お肌が乾燥すると、化粧品が合っていないことなど外側(お肌)の原因を考えがちですが、普段口にしている食べ物や飲み物、内側も原因になりえます。
ダイエットをしていたり、外食・ファーストフードが多かったりと食生活が乱れていると、本来必要な栄養素がとれていないことになります。必要な栄養素をとっていないと、基礎代謝が低下し、血行が悪くなりお肌のトラブルがでてしまうのです。
血行不良が起こると、皮脂の量が減り乾燥してしまいますし、老廃物が溜まりニキビなどの原因になってしまうのです。
お肌の乾燥には、食べ物が関係しているとなかなか気づかないですが、内側からもキレイにすることが大切なのです。バランスのいい食事を心がけましょう。
乾燥肌と食べ物の関係について詳しくは>>乾燥肌と食べ物って関係ある?乾燥肌に効果的な栄養素・食べ物
乾燥肌の原因③不規則な生活習慣
ターンオーバーが乱れてしまうと、お肌のうるおいに欠かせない細胞間脂質が十分に角質層に存在しなくなり、お肌の乾燥を招いてしまいます。
ターンオーバーが正常に働くためには、成長ホルモンが欠かせません。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、不規則な生活で十分な睡眠がとれていないと成長ホルモンの分泌量も低下し、お肌のターンオーバーが遅れがちになります。
成長ホルモンは寝始めてから3時間の間に多く分泌されます。大切なのは寝る時間ではなく、「寝始めてから3時間をいかに深く眠るか」ということになります。質のいい睡眠をとりましょう。
乾燥肌の原因④入浴
入浴はリラックス効果や体を温めてくれるなどプラスの効果がたくさん。しかし、入浴は一歩間違うと乾燥肌の原因となります。
熱いお風呂やシャワーのお湯や長時間の入浴は、角質層をふやかし、細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)を流出させてしまいます。またごしごしと洗うのも角質を傷つける原因になります。
お風呂やシャワーは38~39℃くらいの温度で、お風呂に浸かるのは20分程度に抑えましょう。洗う時もこすらず泡で洗うことを意識し、お風呂からあがったらすぐに保湿しましょう。
乾燥肌の原因⑤衣服や寝具
いつも着ている衣服や寝具などのお肌に触れるものが乾燥肌の原因となる場合があります。えば、ウールは目が粗く、お肌に摩擦が生じてしまい、角質層を傷つける可能性があります。
元々、お肌が乾燥している場合は、角質層がはがれやすい状態になっているので、刺激の強い素材の衣類を直接お肌の上に着用するのは、なるべく避けましょう。
また、枕カバーやタオルケットなども、寝ている間に知らずに摩擦が生じ、角質層が傷ついている可能性があります。
お肌に触れる機会の多いものはコットンやシルクなどなるべく自然素材の衣類を選ぶようにしましょう。
乾燥肌の原因⑥部屋の乾燥や暖房の熱
傷ついていない角膜層であれば、部屋の空気が乾燥していても特に問題ないですが、乾燥肌の場合、角膜層が傷ついているので、部屋の乾燥や暖房などの熱は大きなダメージになりえます。
肌に良いと言われている湿度は、60~65%です。加湿器で適切な湿度を守り、エアコンの温度は高くしすぎず、コタツや電気毛布などはあまり使用しないようにしましょう。お肌に熱があたってしまうと、乾燥を招いてしまいます。
乾燥肌の原因⑦加齢
皮膚のうるおいに必要な皮脂は皮脂腺から分泌され、その量は、ホルモンによってコントロールされています。しかし、年をとるとホルモンの分泌量が減少し、女性は40~50代にかけて、男性は60歳ころから、急激に皮脂の量が減ってくると言われています。
また、細胞間脂質に存在するセラミドは年齢を重ねるほどに減少し、50歳代では20歳代の約半分にまで減少するといわれています。
さらに、年齢と共に成長ホルモンが減り、血行も悪くなる為に代謝能力が落ち、ターンオーバーが正常に働くなってしまいます。これらは加齢に伴い起こってくるため、食べ物や運動、スキンケアで対処していく必要があります。
乾燥肌の原因⑧ストレス
ストレスを受けると、ホルモンバランスに影響がでてしまいます。
女性ホルモンであるエストロゲンはストレスを受けると、分泌が減少し、肌のうるおいやハリが失われ、乾燥を招いてしまいます。ストレスは基礎代謝の低下の原因にもなり、皮膚のターンオーバーが乱れ乾燥肌になってしまいます。
ストレスはお肌だけでなく、体にとってよくない影響を与えますので、うまくストレス解消していきましょう。
まとめ
乾燥肌に悩んでいる人はまず、原因がなんなのかきちんと知る必要があります。スキンケアばかりこだわっていてもそれ以外の原因であれば、肌荒れは改善できません。
正しい原因を知り、正しく対策していくことが重要です。
外側からも内側からも肌荒れ対策をしていきましょう。以下も記事も参考にしてください。