インナードライ肌ってどんなお肌?原因は?
最近よく耳にするインナードライ肌とはどういった肌なのでしょうか。混合肌や脂性肌とは違うのでしょうか。
年齢を重ねると、若い頃とは違ったお肌のトラブルに悩む女性は多いのです。30歳前後を境に体だけではなくお肌も気づかないうちに変化をしているのです。乾燥肌で悩んでいたと思っていたら、いきなり脂浮きや大人ニキビが気になり始めたら要注意かもしれません。
インナードライ肌とはどういったものなのか、その原因とは何なのかみていきましょう。
この記事の目次
インナードライ肌とはどんなお肌?
インナードライ肌とは、簡単にいってしまうと、お肌の水分不足が原因で、皮脂が過剰に分泌されやすくなっているお肌のことをいいます。だいたい30歳前後を境にお肌も体と同じように、老化していきます。インナードライ肌とは老化現象の一部でもあるのです。いきなりTゾーンなどの脂浮きやUゾーンにニキビができやすくなったら要注意です。
インナードライ肌の特徴
・脂浮きが気になり、念入りに洗顔するのにテカる
・キメが荒く毛穴が目立つ
・脂が浮くのにつっぱりを感じる
・肌のごわつきを感じる
・化粧のりが悪い
・メイクが崩れやすい
・スキンケアしているのに脂浮きする、または乾燥する
・脂取り紙で脂をとってもすぐに脂が浮く
インナードライ肌の特徴は以上のようなものがあげられます。脂性肌との見分けが非常につきにくいのもインナードライ肌の特徴です。
インナードライ肌と脂性肌の違いは?
インナードライ肌と脂性肌との違いとは一体何なのでしょうか。脂性肌とは、お肌の水分は足りていて、油分が多く分泌されているお肌のことです。では、脂性肌の特徴を見ていきましょう。
・表面的がオイリーな状態
・洗顔後はしっとりする
・洗顔後しばらくすると脂浮きが気になる
・脂取り紙で脂をとるとテカリが治まる
以上のようなことがあげられます。
インナードライ肌の原因は水分不足によるものですので、インナードライ肌と脂性肌の大きな違いは、お肌の水分が足りていることですね。
脂性肌について詳しくは
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インナードライ肌は乾燥肌とも混合肌とも違う!
インナードライ肌は水分不足が原因ということは乾燥肌なのでしょうか?それとも、混合肌?とも思ってしまいますね。しかし、この3つのお肌のタイプは全く違うものなのです。
混合肌とは、顔部分によって水分と油分分泌がことなっているお肌をいいます。TゾーンはテカるのにUゾーンは乾燥するのが特徴といえます。季節によって、乾燥と脂性肌になるのとは少し違い部分によってバランスがとれていない状態のお肌です。
乾燥肌とは、お顔全体が乾燥している状態で水分と油分どちらも足りていない状態をいいます。
インナードライ肌とは、顔全体が乾燥している状態ですが、水分が足りず油分が過剰に分泌されているお肌で、刺激によりますます皮脂を分泌させてしまうお肌の状態です。
自分がどの肌タイプなのか洗顔後のお肌の状態で見分けをつけることができます。本来ならば、洗顔後はすぐに保湿をするのがお約束ですが、しばらく保湿をしないでおきましょう。15分から30分ほど放置して見分けることができます。
・さらさらした状態
つっぱりなど感じずさらさらしている状態なら、水分、油分もバランスよく足りている健康なお肌です。
・かさかさしてつっぱりを感じる
潤いを感じず、乾燥して白い粉をふいてくるようでしたら乾燥肌です。水分、油分も足りていない状態ですので、しっかりと保湿しましょう。
・テカってくる
つっぱりは感じず、しっとりしているけれど脂が浮いてテカってくるようでしたら、脂性肌です。サッパリタイプの化粧水でスキンケアをしましょう。
・最初はさらさらしているけど、徐々にテカってくる
最初は少しつっぱるような感じがして、その後、脂が浮き始め、テカってくるようでしたらインナードライ肌です。インナードライ肌用の対策が必要になります。
インナードライ肌の原因は?
インナードライ肌の原因とは何なのでしょうか。大きな原因は、乾燥によるものです。脂性肌だと思い込み、油分を過剰に取り除いてしまうことに原因があります。
その他に、ホルモンの分泌の関係や睡眠不足、ストレスなどの内的原因と、長時間エアコンの効いた部屋にいる、紫外線からのダメージなどの外的原因があります。
インナードライ肌になる原因は、乾燥により、お肌のバリア機能が低下やターンオーバーが乱れてしまうことです。それにより、角質層の水分バランスが崩れ、さらに乾燥してしまいます。乾燥が進むとお肌の防衛反応として油分を分泌させてしまいます。
そこで、脂性肌だと思い、皮脂を取りすぎてしまうとさらにお肌は油分を分泌するという悪循環になってしまうのです。早めに対策をとらないと、たるみやくすみの老け顔やしわやしみ、お肌のごわつき、毛穴の開きや黒ずみ、Uゾーンのニキビなどの原因となってしまうのです。
インナードライ肌の人は基本は乾燥なので、乾燥肌と同じ対策をしましょう。
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インナードライ肌の人はしっかり保湿をしよう
インナードライ肌の原因は乾燥です。しっかりと保湿対策をしましょう。
まずは、クレンジングから見直しましょう。脂性肌だと思い、洗浄力の高いクレンジング剤や洗顔料を辞めて、マイルドなクリームタイプやジェルタイプのクレンジング剤でこすらず落としましょう。
洗顔もたっぷりの泡で優しくなでるように洗います。すすぎのお湯の温度にも気を付けなければなりません。一般的にぬるま湯で洗うといいますが、ぬるま湯とは、少し冷たいと感じる温度で、30度から35度くらいのことです。
洗顔後はすぐに保湿をしましょう。特にお風呂上りは水分が蒸発しやすいので、すぐに保湿ケアを心がけてくださいね。
化粧水は保水力のあるしっとりタイプを選びます。たっぷりの化粧水を手に取り、お肌になじませ、さらに手の温度を利用し、優しくお顔全体に手のひらをあててハンドプレスし、化粧水をお肌にさらになじませます。
さらに保湿効果を高めるために、美容液やオイルをプラスして、必ず最後は乳液やクリームでお肌の水分が蒸発するのを防ぐために蓋をします。
また、日中の保湿も大事です。乾燥していると感じたり、メイクを直す際には、ミストタイプの化粧水を持ち歩き、ひと吹きするようにするといいですね。
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まとめ
なかなか自分のお肌の状態は分かりにくいものですね。間違ったスキンケアはインナードライ肌の原因となり、さらに加速させてしまいます。日本人女性の約8割はインナードライ肌だともいわれていますので、一度、洗顔後の状態でご自身のお肌のタイプをチェックしてみてくださいね。
脂性肌だと思っていても実はインナードライ肌ということもあり得ますから、自分の肌質をここでしっかり知っておいてください。きちんとした対応をすればインナードライ肌も改善できます。まずはスキンケアを見直しましょう。