目指せ美髪。女性は髪の毛にどんな悩みを抱えている?
髪は女の命とも言われるくらい髪の毛は女性にとってとても大切なものですよね。そんな大切な髪の毛に悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
乾燥している、傷みが気になる、髪の悩みは人それぞれ。頻繁に美容室でトリートメントできれば、キレイな髪になるかもしれないけど、実際そんな頻繁には行けませんよね。
そこで、そんな女性の髪の毛の悩みを丸裸にしてみたいと思います。原因を知ることで普段から対策できれば、毎日鏡を見ても自分の髪の毛にがっかりすることもなくなるかも!?
この記事の目次
多くの女性が悩んでいる髪の毛の悩みとは?
オズモールが行ったアンケート「髪の毛のお悩みランキング」では、以下の結果がでていました。
1位:くせ毛(36%)
2位:髪にツヤがない(33%)
3位:枝毛・切れ毛(29%)
4位:髪が細い・少ない(25%)
5位:カラー・パーマによる傷み(19%)
6位:頭皮のトラブル(16%)
他のアンケートをみてみても上位はほとんど変わらず、上記のような悩みを抱えているようです。30代からは白髪の悩みを抱えているといった結果がでているアンケートもありました。
一つずつ詳しくみていきます。
くせ毛の悩み
- 広がってまとまらない
- 湿気が多いとうねってしまう
- セットに時間がかかってしまう
- 長い(短い)とくせが強くなる
- したい髪型にできない
など、くせ毛でお悩みの女性は多いです。また、くせ毛にも種類があり、自分がそのタイプのくせ毛なのかも知っておかなければいけません。くせ毛診断というものがあるので、自分の髪の状態を診断してみましょう。
①髪を1本抜きます
②両手で髪をつまみ、指で手触りを確かめます
③片手で髪をつまみます
Q1.②で髪に違和感を感じた
NO⇒あなたは直毛です
YES⇒Q2へ
Q2.②で滑らかだけど少し引っかかる感じがして③で波打った形状またはうねっている
⇒あなたはうねり系タイプ(波状毛)です
②で手触りがざらざらごつごつし、③で細かくねじれている
⇒あなたはねじれ系タイプ(捻転毛)です
②で細かくちりちりしている
⇒あなたはちぢれ系タイプ(縮毛)です
まずは、自分の髪がくせ毛なのか、どんなタイプのくせ毛なのか診断しましょう。自分では分かりにくい場合は、美容師に判断をしてもらってもいいでしょう。
くせ毛は遺伝が原因?!
くせ毛になってしまう最大の原因として遺伝によるものが強いと言われています。くせ毛は優性遺伝で、両親がくせ毛であるならば90%近い確率で子供もくせ毛に、片親がくせ毛だった場合は70%の確率でくせ毛になると言われています。結構な割合でくせ毛になる可能性があるんですね。
くせ毛になるメカニズムとして
①結合によるゆがみ
髪の毛はタンパク質が結合してできており、その結合がずれてしまうとくせ毛になります。反対に結合が正しければ直毛になります。
②髪の毛の内部にあるタンパク質繊維の不均一
髪の毛は中心がメヂュラ、毛の表面はキューティクル、その間にあるのがコルテックスという成分です。くせ毛に関係するのがコルテックスという成分で、髪の約9割を占め、このコルテックスの中にある2種類のタンパク質繊維が均等なら直毛、不均等ならくせ毛になります。
③髪の毛が生えてくる毛穴が曲がっている
毛穴が曲がっていると、髪の毛が生えてくるときに毛穴に沿って生えるためくせ毛になります。毛穴が汚れなどで詰まっていても髪の毛は曲がって生えてきます。
が挙げられますが、毛穴が曲がっていることで、タンパク質繊維が不均一になったり、結合がゆがんだりするため、くせ毛の要因は③の毛穴の歪みであるといえます。
そして、くせ毛が遺伝するというのは、毛穴や毛根の形が遺伝するため上記の3つの要因でくせ毛になるという訳ですね。
後天的にもくせ毛になる?!
くせ毛の多くは遺伝が原因となりますが、遺伝以外にも後天的なものが原因でくせ毛になりえます。
①生活習慣
髪の毛は血液を通し栄養素が運ばれることで健康的な髪の毛に成長します。しかし、十分な栄養素が行き渡らなければ、健康な髪は育ちません。
栄養をしっかり取れている時の髪の毛は太く、そうでないときの髪の毛は細くなり、太さが揃わない髪の毛になるので、くせ毛になってしまいます。
例えば、ストレスがあると自律神経に影響がでて血液の循環が悪くなったり新陳代謝が悪くなります。結果、髪の毛まで十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。この他にも、ダイエット・睡眠不足・喫煙なども該当します。
②頭皮トラブル
本来直毛であっても、毛穴が汚れなどで詰まっていれば髪の毛は曲がって生えてしまい、くせ毛となります。
毛穴が詰まってしまう原因には
●シャンプー・トリートメントを十分に流しきれていない
●皮脂の分泌が過剰
●ほこりなどの汚れ
があります。ほこりは洗えば落ちますし、シャンプーなどはきちんと洗い流せば済みますが、皮脂は洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎることでも分泌されてしまうので、注意が必要です。
③ホルモンバランス
女性ホルモンが大きく変化する、思春期・産後・加齢の時期にくせ毛になる人も中にはいるようです。
くせ毛対策
後天的なくせ毛の場合は、以下のことに注意すればくせ毛を直すことができます。
①頭皮トラブルを解消
シャンプー・トリートメントはしっかりすすぐ、洗浄力の強いヘアケアを使わない、脂っこい食事を避けるなどで頭皮トラブルによるくせ毛は解消できます。
②栄養バランスのいい食事をする
髪にまで栄養を届けようと思えば、普段から栄養バランスのいい食事をとる必要があります。3食しっかり食べ、過度なダイエットはやめましょう。髪にとっていい栄養素はタンパク質やビタミン、亜鉛です。おすすめは大豆製品や牡蠣、ナッツ類。特に大豆製品は髪の毛だけでなく、女性ホルモンの活性化にも必要なものなので積極的に摂るようにしましょう。
③トリートメントで水分量を補修
髪の水分量が変化するとくせ毛がでやすいので、それを防ぐためにコーティングの役割を果たすトリートメントをすると効果的です。
上記の対策は後天的なくせ毛には効果を発揮しますが、遺伝など生まれつきくせ毛の人は髪の毛にいいのは間違いなくても、これだけでは、まっすぐ伸ばすことはできません。しかし、以下のような対策をすることでくせ毛を軽減することはできます。
①縮毛矯正
これはくせ毛の人が一番対策として行うことではないでしょうか。短い髪でも大丈夫という人はくせ毛を活かした髪型にすればいいですが、長い髪の毛にしたい場合、長くするとくせがでてしまう人もいるでしょうから、そういった場合に縮毛矯正でストレートにする人が多いと思います。
②ドライヤー
乾かし方一つでもくせ毛を出にくくすることは可能です。
●タオルドライをしっかりしてドライヤーの時間を短くする
●ドライヤーを近づけすぎない
●髪の根元から乾かす
●髪を引っ張りながら乾かす
●自然乾燥はNG
これらのことを守ってドライヤーを使用してみてください。
③ヘアアイロン
くせ毛にはヘアアイロンも効果的です。アイロンを使うときは、少し湿ったぐらいの水分が残っている時に行い、温度は150度を超えないように少しずつずらして使うようにしましょう。
他にもスタイリング剤でくせ毛をでにくくしたりといった方法もあります。自分に合ったくせ毛の改善方法を見つけてみましょう。分からなければ美容師に聞いてみることをおすすめします。
髪にツヤがない悩み
髪にツヤがないとは、キューティクルが剥がれている状態=髪の毛が傷んでいる状態のことをいいます。本来、キューティクルが髪の表面を覆ってくれていることで、大切な内部のタンパク質や水分が失われないように守られています。
しかし、なんらかの原因でキューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛が傷んだ状態になり髪の毛にツヤがなくなってしまいます。
髪の毛にツヤがなくなる原因
髪の毛にツヤがなくなるには以下の原因が考えられます。
①乾燥
お肌も乾燥するように髪の毛も乾燥します。カラーやパーマ、アイロンやコテの使用、紫外線などが原因で髪の毛が乾燥し、ダメージを受けることでキューティクルが剥がれ髪の毛が乾燥、ツヤがなくなってしまいます。
②摩擦
シャンプーやタオルドライの時にごしごしと髪同士をこすり合わせてしまうと、キューティクルが剝がれ落ちてしまいます。キューティクルは濡れた状態の時、開いているので、特に傷つきやすく、その結果、傷んでしまいます。
③紫外線
髪の毛の成分であるアミノ酸が紫外線で酸化することでダメージへとつながってしまいます。お肌だけでなく、髪の毛も紫外線対策をしましょう。
④パーマやカラー
⑤生活習慣の乱れ
⑥加齢
お肌と同じで加齢が原因で水分量が減少したり、新陳代謝が悪くなることで髪の毛にまで栄養が行き渡らなくなり、ツヤがなくなってしまいます。
髪の毛のツヤ対策
髪の毛のツヤがなくなってしまうのは、乾燥やダメージ、加齢が原因です。これらに対策すれば、髪の毛のツヤに悩むこともなくなるでしょう。
①トリートメントをする
トリートメントで髪の毛の保湿をしてあげることが大事です。髪の毛にツヤをだすにはキューティクルが剥がれるのを阻止し、パサつきや広がりを抑えるのが効果的です。オイルや保湿の高いクリームがおすすめです。
②ブラッシングを丁寧に
髪のツヤを出すにはブラッシングも重要となります。埃などの汚れを落として髪を綺麗にする効果や血行を促進する効果もあるので、しっかりブラッシングしましょう。特にシャンプー前にするのが効果的です。
またドライヤーの使い過ぎはダメージの元です。かといって自然乾燥もキューティクルが剥がれやすいのでNG。ドライヤーはまんべんなく離して使うようにしましょう。
③パーマ・カラーをしすぎない
これらは髪を乾燥させ、髪にダメージを与えてしまいます。できれば、どちらもしない方がいいですが、そうはいきませんよね。
そのため、パーマやカラーをした時には必ずトリートメントをするようにしましょう。
④栄養バランスのいい食事
食事は髪にとっても基本。大豆製品や亜鉛を積極的に取り入れましょう。
これらのことを取り入れてみてください。目指せ天使の輪!!
枝毛・切れ毛の悩み
枝毛・切れ毛も髪のダメージによるものです。
髪の毛の傷みには2種類あるといいます。一つは、乾燥毛。乾燥毛とは、髪の表面が傷んでパサつきや広がりなどが気になる状態。髪の毛にツヤがないという状態です。
そして、もう一つはダメージ毛。ダメージ毛とは、髪の内部(コルテックス)が傷んだ状態をいいます。この状態になると、切れ毛・枝毛が目立ち、髪に弾力がなくなってしまいます。
髪はアミノ酸=タンパク質でできており、アミノ酸が減ってしまうと健やかな髪は生成されません。髪のアミノ酸という栄養が流れ出さないようにバリアの役割をしてくれているのがキューティクル。キューティクルが髪の表面を覆ってくれていることで、大切な内部のタンパク質や水分が失われないように守られています。しかし、ダメージを受けている髪はキューティクルがはがれてしまっているので、どんどん髪内部の栄養が失われてしまいます。
枝毛や切れ毛がでているということは髪にダメージを受けまくっている状態であるといえますね。
枝毛・切れ毛の原因
①髪の毛が細い・くせ毛
髪の毛が細かったり、くせ毛だったりすると、キューティクルが薄くてダメージに弱いことが考えられます。
②乾燥
③摩擦
④紫外線
⑤パーマやカラー
⑥生活習慣の乱れ
枝毛・切れ毛対策
①トリートメントをする
枝毛・切れ毛の場合は、髪の毛内部の水分を保持する必要があります。表面だけをケアしても髪の内部から補強してあげなければ、改善しません。どちらも一度に補修・補強する必要があります。
美容院でトリートメントをするのもいいですし、自宅で美髪を手に入れるトリートメントもあります。
>>【髪に革命を】サラサラ・ツヤツヤな髪を手に入れませんか?
市販の洗い流さないトリートメントは7~8割が水分で、自然乾燥する時に本来必要な水分まで奪われてしまうため、できれば市販のものは使用しない方がいいようです。
②切る
一度枝毛になってしまったら修復は難しいので、裂けている部分から3cm~5cmを目安に切ることが望ましいとされています。枝毛を発見したら、美容室でカットそてもらいましょう。
枝毛・切れ毛は、キューティクルが剥がれ髪内部の栄養分が流れ出している状態なので、ツヤもなくなっているという状態と同じです。髪のツヤがない悩みも参照してください。
髪が細い・少ない悩み
髪が細いとダメージを受けやすく、髪の毛が細い分髪の量も少なく見えてしまいます。また、抜け毛が多いと髪の毛も少なくなってしまいます。
髪の毛は成長期⇒退行期⇒休止期のサイクルをたどり、4~6年かけて新しい髪の毛が太く長く成長します。そして髪の毛は個人差や季節にも左右されますが、だいたい1日50~100本は抜けています。薄毛が気になっている人は生えてくる髪より、抜ける髪が多くなっていることが考えられます。
細い髪の基準としては以下を参照してください。
太い髪⇒0.12mm~0.25mm
普通の髪⇒0.08mm~0.10mm
細い髪⇒0.05mm~0.09mm
髪が細い・少ない原因
①髪の毛の栄養不足
髪の毛は血液を通し栄養素が運ばれることで健康的な髪の毛に成長します。人間のカラダは命を守ることを優先にして動いているので、栄養素が足りない場合、髪や爪など命に別状のない部分への栄養は後回しにされます。
つまり、ダイエットや偏食の場合、髪の毛まで栄養がいかないため、健康な髪が育たず、細くなったり途中で抜けてしまいます。
また、血行不良やストレス、睡眠不足や喫煙なども血液の循環が悪くなったり新陳代謝が悪くなるため、髪の毛の栄養が不足してしまいます。
②頭皮トラブル
頭皮も皮膚で、肌と同じようにターンオーバーを繰り返しています。頭皮には皮脂腺や汗腺が多くあるため、皮脂や汗で汚れやすく、フケやかゆみにつながりやすくなっています。また、頭皮はほかの皮膚に比べバリア機能や保湿機能が低いため、トラブルが起こりやすくなります。
そのため、乾燥や汚れなどが原因でターンオーバーが乱れてしまえば、健康な髪の毛は育ちません。
③ヘアサイクルの乱れ
髪の毛は上記の3つのサイクルを繰り返し生え変わっています。しかし、生活習慣の乱れなどによってサイクルが乱れてしまうと、健康な髪が育たなくなってしまいます。
髪が細い・少ない対策
①正しい生活習慣を送る
3食きちんと食べる、ゴールデンタイム(寝始めてから3時間)にしっかり睡眠をとる、ストレスを溜めない、喫煙は控えるなど規則正しく生活することが健康な髪にも大事です。
②シャンプーを見直す
頭皮には皮脂腺や汗腺が多くあるため、皮脂や汗で汚れやすいので、しっかり汚れを落とすことは大事ですが、強い洗浄力をもつシャンプーだと必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥してしまうことがあります。
アミノ酸系のシャンプーや洗浄力がマイルドなものを選びましょう。>>>>【髪に革命を】サラサラ・ツヤツヤな髪を手に入れませんか?このシャンプーなら頭皮にとっても優しいのに、洗浄力や泡立ちもばっちりです。
③ヘッドスパ
頭皮の血行不良が原因で、栄養が行き渡っていないことで、髪が細くなったり、抜け毛が多くなっていることもあります。頭皮の血行を促進するため、ヘッドスパや頭皮マッサージがおすすめです。
カラー・パーマによる傷みの悩み
カラーやパーマは、髪の乾燥を招いたりと髪の毛にとってはダメージです。しかし、おしゃれもしたいところ。しないわけにはいきませんが、美髪を目指すのであれば、回数は減らしたいですね。
また、パーマやカラーをしたあとは必ずトリートメントはしておいたほうがいいですね。原因や対策は髪の毛にツヤがない、枝毛・切れ毛の項を参照してください。
美髪を手に入れる方法
上記以外にも普段行っていることを変えるだけで美髪を手に入れることができます。
ドライヤーで美髪を
ドライヤーの方法を以下のポイントを押さえてするようにしてください。
①タオルでしっかりタオルドライ
乾かす時間を短縮させるためにしっかり水気をとっておきましょう。濡れた状態でごしごしするとキューティクルが剝がれてしまうので、こすらずに優しくぎゅっとタオルに水分を吸わせます。タオルドライしたあとは早めに乾かしましょう。濡れた状態では金が繁殖しやすく、キューティクルがひらいた状態でもあるので傷みやすくなってしまいます。
②洗い流さないトリートメントをつける
乾燥はダメージの元。乾燥から髪を守るために、濡れた状態で洗い流さないトリートメントをつけましょう。
③根本→中間→毛先の順に乾かす
美容院でのドライヤーを思い出してみると、この順番で乾かしていると思います。乾かすときはドライヤーは髪から15㎝程はなすようにします。髪の毛に近すぎると、髪のタンパク質が変化して、硬くなってしまいます。
④広範囲に風があたるように乾かす
一か所に風をあてるのではなく、広範囲にあたるように常にドライヤーは動かすようにしましょう。
⑤最後は冷風で乾かす
意外とやっていないのが冷風。最後に冷風をあてることで、キューティクルがしまり、ツヤがでるそうです。
ドライヤーはお風呂上り早めに、時間をかけずに髪の毛にダメージを与えない!!
まとめ
人の印象をみるときに大事なのは顔。そうすると必然的に髪の毛も大事になってきますよね。きっと多くの女性が髪の毛に悩みを抱えていると思います。
自分の悩みの原因、対策を知り、美髪を手に入れましょう。