髪が傷むとどうなるか知っている?あなたの髪の傷み具合をチェック
髪がぱさぱさ、キシキシ、手触りが悪いなど髪が傷んでいることに悩んでいる人も多いと思います。髪が傷んでしまったら、多くの人がトリートメントで改善しようとしていると思いますが、髪が傷んでしまったら、どうなるか考えたことはありますか?
髪が傷んだらどうなるか知っていると、原因を取り除き対処することができます。美髪を目指すのであれば、知っておきたいところ。
そこで、今回は「髪の毛が傷んだらどうなるのか」について見ていきたいと思います。
この記事の目次
髪が傷んでいるとはどういう状態?
そもそも、髪が傷んでいる状態というのはどういった状態をいうのでしょうか。それをまず説明します。
髪の毛は中心がメヂュラ、毛の表面はキューティクル、その間にあるのがコルテックスという成分で構成されています。髪の毛が傷んでいるというのは毛の表面のキューティクルが傷ついてしまっている状態のことを指します。
キューティクルが髪の表面を覆ってくれていることで、大切な内部のタンパク質や水分が失われないように守られています。
髪の毛の傷みが進行すると・・・
髪の毛が傷みすぎてしまうと、キューティクルという保護膜が剥がれてしまうため、髪の毛の栄養や水分が失われることになります。
そうすると、髪の毛はスカスカの状態になります。こうなると、髪の毛に必要な栄養分や水分がどんどん流れ出してしまい、健康な髪を維持できなくなり、髪の毛はこんな状態に。
- 髪の毛にツヤがない
- 枝毛・切れ毛
- 髪が伸びきったゴムのようにへたる
- 毛先に白いつぶつぶができる
- ぱさぱさ、ごわごわする
髪は女の命のはずなのに、髪が傷み上記のような状態になると、うまくまとまらなかったり、見た目も汚い髪の毛になってしまいます。
あなたの髪の毛は傷んでいない?
髪の毛の傷み、そのままにしておくと、どんどん進行して取り返しのつかないことに。その前に対策が必要です。そこで、自分の髪の毛の傷み具合をチェックしてみましょう。
①枝毛や切れ毛がある
②ツヤがない
③髪の毛の指どおりが悪い
④雨の日に広がる
⑤髪の毛がすぐ切れる、伸びる
これがYESであれば、あなたの髪は傷んでいます。髪の毛の傷み具合はダメージレベルで判断できるので、これもチェックしてみましょう。
あなたの髪のダメージレベルは?
【ダメージ0】
●一度もカラーやパーマをしたことがない
●ツヤが均一
●スムーズにクシが通る
●水分をはじく
【ダメージ1】
●見た目ツヤはあり、パサつきは無いが、触ってみるとやや手触りの落ちる部分がある
●スムーズにクシが通る
【ダメージ2】
●ツヤはあるが、パサついて見える部分がある
●髪が乾いている時クシがひっかかるところがある
●しなやかさが無くなり、ゴワつく
●髪が濡れている時、弾力がやや少ない
【ダメージ3】
●ツヤがなくなってきている
●パサついて乾燥している
●ドライ時にはクシがひっかかって通りにくい
●濡れている弾力がない
【ダメージ4】
●ツヤがない
●パサパサと乾燥している
●指を通したときにザラつく
●すぐに水分を吸い込む
●弾力がない
【ダメージ5】
●ブリーチを繰り返している
●全体的にパサつく
●指を通したときに切れる事がある
●超吸水毛
●濡れている時にはテロッとした状態になる
●引っ張るとゴムのように伸びて切れる
K2uの髪のダメージレベルを参考にさせていただいています。ダメージレベル自己診断表もあるので興味のある人はチェックしてみてください。
あなたの髪のダメージはどうですか。ダメージがひどすぎると、トリートメントなど外側からのケアで栄養分を補充してもキューティクルが剥がれてしまっているので、無駄!髪の内側をまず補強しなければ、栄養分や水分は流れ続けます。
髪の毛が傷む原因は?
髪の毛の傷み具合がわかったところで、次は髪の毛が傷んでしまう原因をみていきましょう。髪によかれとしていることが傷みの原因になっているかもしれません。
髪の毛が傷む原因
- カラー
- パーマ
- ブリーチ
- アイロンやコテ
- シャンプーのしすぎ
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
- シャンプーやトリートメントをきちんと流しきれていない
- 紫外線
- 自然乾燥している
- 摩擦
- ストレス
などが挙げられます。
①乾燥
お肌も乾燥するように髪の毛も乾燥します。乾燥する原因は、カラーやパーマ、アイロンやコテの使用、紫外線などが原因です。
②カラー、パーマ
これらが髪の傷みの元であることは知られています。カラーは、キューティクルを無理やり開かせてから、髪の内部のコルティックスにあるメラニンという色素を脱色して、色を付けます。そのため、髪内部までダメージを負ってしまうことになります。
パーマも、いくつか薬剤を使いますが、これもカラーと同様髪内部までダメージが伝わってしまいます。
③シャンプー
シャンプーをしすぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥してしまうことがあります。強い洗浄力をもつシャンプーでも同様。頭皮が乾燥すると、健康な髪は生えてきません。
また、キューティクルは濡れている時に開いているので、傷つきやすくなっています。シャンプーをする時に泡立てずにごしごし強く擦ってしまうとキューティクルが傷ついてしまいます。
④自然乾燥
髪の毛は濡れている状態ではキューティクルが開き傷つきやすい状態であるとともに、そのまま放置していると、菌が繁殖しやすく、頭皮トラブルの元にもなりかねません。
⑤紫外線
髪の毛の成分であるアミノ酸が紫外線で酸化することでダメージへとつながってしまいます。また、髪の毛が黒いのはメラニン色素が関係していますが、メラニン色素は紫外線を吸収してくれる働きがあります。
しかし、髪の毛が痛んでいた場合、髪の毛を守るキューティクルが剥がれていたり、内部のメラニン色素が減少しているので、紫外線からのダメージが大きくなります。
⑥摩擦
シャンプーの時に強く洗っている、タオルドライの時に髪同士をごしごし擦り合わせていると、キューティクルが傷ついてしまいます。
⑦生活習慣
髪の毛は血液を通し栄養素が運ばれることで健康的な髪の毛に成長します。しかし、十分な栄養素が行き渡らなければ、健康な髪は育ちません。
ストレスがあると自律神経に影響がでて血液の循環が悪くなったり新陳代謝が悪くなります。そうなると、髪の毛まで十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。この他にも、ダイエット・睡眠不足・喫煙なども該当します。生活習慣の乱れは健康な髪の毛が育たず、傷みやすい髪の毛になってしまいます。
髪の毛の傷みどうしたらいい?ダメージ改善方法は?
自分の髪の毛の傷み具合と、原因が分かりました。そのままにしておくと、美髪とは程遠い髪になってしまいます。そうならないためにも髪の毛の傷みをどうにかする必要がありますね。
髪の毛は、死んだ細胞なので、傷んでしまうともう元には戻りません。すでに傷んでしまった場合は、もうそれ以上傷みがひどくならないように対処してあげなければなりません。
髪のダメージ改善方法①カラー・パーマを避ける
カラーやパーマはキューティクルだけでなく、髪内部までダメージを与えてしまいます。一番髪の毛にとって負担になるもの。おしゃれには欠かせないものではありますが、できるだけ避けた方がいいですね。
特に髪の毛が傷んでいる時はしない方が賢明です。どうしてもする場合は傷むことを覚えておいた上で、美容院でしてもらう、頻度をあける、トリートメントもしてもらうなど、髪の毛を労わるようにしましょう。カラーは明るくすればするほど強い薬剤を使うので、暗めのカラーにするのもいいですね。
髪のダメージ改善方法②コテやヘアアイロンをあまり使わないように
キューティクルは、熱に弱い性質を持つので、高温でヘアスタイルを作るコテやヘアアイロンはダメージの元です。ダメージ髪には避けたいです。
しかし、おしゃれするには使わないというのも無理な話ですよね。コテやヘアアイロンを使う場合は、自分の髪をセットできる最低温度を見つけて、髪に熱を加える時間をなるべく減らしてあげることと、使う頻度を減らすことをおすすめします。
髪のダメージ改善方法③シャンプーやトリートメントを見直す
シャンプーやトリートメントは髪に強い成分であれば、ダメージの元です。トリートメントも髪にいいといってなんでもいい訳ではありません。なるべく髪にいい成分を使ってあげましょう。シャンプーやトリートメントは「Gokubi-pro(ゴクビプロ)」がおすすめです。
シャンプーをする際は、髪を摩擦させないように泡立てて優しく洗うこととシャンプーを残さないことに注意をするとダメージを防げます。
髪のダメージ改善方法④ドライヤーは短時間で
自然乾燥は絶対にだめです。なるべく早めにドライヤーを当てましょう。ただ、髪を乾かし過ぎてしまう(熱を与え過ぎる)と、髪の構造の 80%~85%を占めるタンパク質が「タンパク変性」を起こしてしまうので乾かし過ぎはNGです。
ドライヤーの方法を以下のポイントを押さえてするようにしてください。
①タオルでしっかりタオルドライ
乾かす時間を短縮させるためにしっかり水気をとっておきましょう。濡れた状態でごしごしするとキューティクルが剝がれてしまうので、こすらずに優しくぎゅっとタオルに水分を吸わせます。タオルドライしたあとは早めに乾かしましょう。
②洗い流さないトリートメントをつける
乾燥はダメージの元。乾燥から髪を守るために、濡れた状態で洗い流さないトリートメントをつけましょう。
③根本→中間→毛先の順に乾かす
美容院でのドライヤーを思い出してみると、この順番で乾かしていると思います。乾かすときはドライヤーは髪から15㎝程はなすようにします。髪の毛に近すぎると、髪のタンパク質が変化して、硬くなってしまいます。
④広範囲に風があたるように乾かす
一か所に風をあてるのではなく、広範囲にあたるように常にドライヤーは動かすようにしましょう。
⑤最後は冷風で乾かす
意外とやっていないのが冷風。最後に冷風をあてることで、キューティクルがしまり、ツヤがでるそうです。
髪のダメージ改善方法⑤生活習慣を見直す
ダイエットをしたり、忙しいからと外食が増えたりなど食生活が乱れていると、人間の体は生命に重要な部分にまず栄養を送ります。心臓や血管など、髪の毛と比べるとこれらのほうが体にとって大事です。すると、髪にまで栄養がいかず、健康な髪が育ちません。
また、髪にまで栄養を運んでくれるのは血液です。高カロリーで高脂肪、高コレステロールなどの食事を摂っていると血がドロドロになり、血管がつまってしまうことで、髪にいい栄養が供給されません。
他にも睡眠不足やストレス、喫煙・飲酒も髪の毛によくありません。傷んでしまった髪をそれ以上傷ませないようにするには、内側からもケアしていきましょう。
まとめ
傷んでしまった髪は仕方ありません!もう元には戻りませんから、それ以上傷まないように、またこれから生えてくる髪を健康なキレイな髪にするために対策をとりましょう。