ふくらはぎのセルライトの原因は?効果的な落とし方
足を出したい季節が近づいて来ましたね!なかなか細くならない足にお困りの方も多いのではないでしょうか。モデルみたいなほっそりのびる足…憧れますよね。足を細くするダイエットといえば太ももを意識しがちですが意外にも脂肪がつきやすいのはふくらはぎなんです。
ある程度の大きさからは成長しないために見落としがちですが、ふくらはぎについてしまったセルライトは解消しづらいだけでなく固まってしまうと痛みを伴うこともありとても厄介です。
そんな厄介なふくらはぎのセルライトを解消するマッサージや、ストレッチ・運動方法などをご紹介します。
この記事の目次
そもそもセルライトとは何?
セルライトとは、脂肪の塊のことです。太ももやおなか、おしりにできることが多く、ぎゅっとつまむとぼこぼこと浮き出るのが特徴です。セルライトは太っているからできるというわけではなく、痩せている人にもできてしまいます。
溜まった脂肪細胞が余分な水分や老廃物と合わさることによりセルライトはできます。肥大化してしまった脂肪細胞は毛細血管やリンパを圧迫し、代謝が悪くなっていくことによりセルライトはどんどん肥大化していきます。
冷え・浮腫みなどからくる代謝の悪さにより老廃物を身体から出していく力が衰えてしまうため、痩せている人にもセルライトはできてしまうのです。
なぜふくらはぎにセルライトができるの?
おしり、太ももの次にセルライトができやすいふくらはぎ。ではなぜふくらはぎにできるのでしょうか?それにはふくらはぎのもつ役割が大きく関係しています。
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれている部位です。心臓とは、ポンプのように働き全身に新しい血液を送り出す役目がありますが、ふくらはぎは古い二酸化炭素を含んだ血液を心臓に送り戻す役目があるのです。
おしりや太ももの後ろ、足首などは皮膚の温度が低く冷えがちな部分です。心臓からは離れた部分にあるため、ふくらはぎが機能しなければ、血液の循環は滞り、冷えの原因となります。
この冷えにより血流やリンパ管の流れが悪くなることで老廃物が下半身に溜まってしまいます。この老廃物が脂肪と結合し、セルライトになってしまうのです。
ふくらはぎのセルライトを落とす効果的な方法とは?
まずは自分に合ったふくらはぎのサイズを調べましょう。身長×0.2で理想のふくらはぎのサイズがわかります。
次に、ふくらはぎにセルライトがついているのかセルフチェックしてみましょう。ぎゅっとつまんでから、少しだけひねります。皮膚の表面にぼこぼこと見えたら、それがセルライトです。自分のふくらはぎのサイズを知り、理想的なふくらはぎを目指しましょう。
ふくらはぎのセルライトを落とすためには、代謝を上げて血行を良くすることで冷えを解消し、むくみを防ぐことが大切です。脂肪がたまってしまった部位は他の部位と比べ血行が悪くなっています。
血液やリンパの流れが滞ることでむくみやすくなり、老廃物が溜まって悪循環となります。身体を温め、セルライトの解消に効果的な方法をご紹介します。
1.マッサージ
マッサージは簡単に始めることができ、血液の循環を良くする方法として効果的です。精神的にもリラックス効果が期待できるので、睡眠前に行うと睡眠の質が上がります。
①肌への刺激を和らげるためにボディクリームなどを塗りましょう
②マッサージを行う足と反対の手で下からお肉を持ち上げるようにし、足と同じ側の手は持ち上げたお肉を下に押しつぶすように動かしますこれを足首側から徐々に上にあげるようにしてふくらはぎを揉みます
③そのまま上がっていき、太ももも同様に揉みほぐしていきます脂肪が多く絞れていないような感覚があれば、握りこぶしを作って押しつぶすように揉みましょう。
ツボ押しも有効的です。
・ひざの裏の中央部にある「委中」というツボ
・足首とひざの裏の真ん中にある「承山」というツボ
どちらも息を吸いながら3秒間、息を吐きながら3秒間親指の腹で押します。3回程度繰り返してから足首からふくらはぎに向かって足をさすりましょう。
2.ストレッチ
ストレッチはふくらはぎに柔軟性を与え、血流を良くします。
①腕立て伏せの状態からお尻を上に持ち上げ、かかとを床につけて筋を伸ばす
②もう片方の足を後ろに組み、重みをかけてかかとを下げる
③反対側も行う
④両足を揃え交互にかかとをつけて筋を伸ばす
ふくらはぎの筋肉を伸ばすことを意識しながらかかとをしっかり床につけましょう。
3.入浴
身体を温めるのには入浴が一番です。身体を温めて代謝を良くしましょう。
①お湯の温度は季節に合わせ37~42度くらい
②汗をかくまでしっかり首までお湯につかります
③汗をかいてきたら半身浴に切り替え芯から温める
こうして芯から身体を温めてからマッサージを行うとセルライトの解消に効果的です。
4.運動
有酸素運動でも有名な昇降運動も、自宅で簡単に行うことができます。昇降運動とは踏み台を上り下りする運動のことで、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
①右足から踏み台へ上り、左足も乗せて両足を揃えます
②右足から降ります
③左足から踏み台へ上り、右足も乗せて両足を揃えます
④左足から降ります
これを順番に20分間ほど繰り返すと効果的です。スクワットも効果的です。
①テーブルなどに手をつきます
②膝がつま先より前に出ないように膝を曲げていきます
③戻す際はかかとをしっかり上げる
かかとに重心をかけ、親指の付け根を意識しながら行うと効果的です。
5.着圧ソックス
ふくらはぎのむくみに効果的な靴下・スパッツが販売されています。ふくらはぎが心臓から遠く離れているため、血液を心臓に戻せず、血液の巡りが悪くなることで足はむくみます。
着圧ソックスは足に圧力をかけることでマッサージをしているような効果を寝ている間に発揮してくれます。下半身のむくみを解消してくれるだけでなく、冷えを防ぐこともできます。
履くだけで痩せると話題になったスパッツがある?!詳しくは>>リンパマッサージセルライトスパッツへ
6.食事
食生活の改善もセルライトの予防・解消につながります。中でも生姜は美容だけでなく健康にも効果があります。
漢方にも使われており、温熱効果を持つ生姜は血行を促進しセルライトの予防にぴったりです。料理だけでなく、スープやお茶など、普段の食事にも取り入れやすいです。
ふくらはぎのセルライトは痛い?
セルライトは時間が経つほど固く、大きくなっていきます。脂肪と老廃物が結合してできたセルライトにさらに脂肪がついてしまって大きくなるのです。ふくらはぎについたセルライトはある程度大きくなるとそれ以上は大きくなりません。
セルライトは潰しても普通は痛みは伴いません。しかし、セルライトを放置し固くなってしまった場合、大きくなった脂肪にリンパ管が押しつぶされ詰まってしまいます。それが痛みの原因となります。
リンパ管が詰まることでセルライトはさらに大きくなり、悪循環になります。肩こりなどもこり固まるほど痛みを伴いますが、それと同じ現象です。
また、塩分の摂りすぎや血行不良によるむくみも併発している場合も痛みを伴います。ふくらはぎのセルライトは他の部位と違い水分も多く結合しています。そのため、強い力で押しつぶしても痛いだけで根本的な解消にはつながりません。
あまり強く押したりすると内出血を起こしたり、あざの原因になります。身体を温め根気よくマッサージを行うことで徐々に解消していくことを目指しましょう。
まとめ
いかがでしたか?太ももやおしりと違い、ふくらはぎのセルライトの解消には、根気よくマッサージなどをする長期的な対策が必要になります。痛みを伴うのも嫌ですよね。
そうならないためにも普段から身体を温めて、むくみや血行不良にならないように意識することが大切です。健康のためにも冷えを予防し、美しい身体づくりを目指しましょう。