なんで?顔がむくむ原因とは?顔のむくみをすっきりさせる方法
朝起きて鏡を見たら顔がパンパン…そんなことはありませんか?睡眠と食事は朝の顔のむくみに大きく関係しています。
顔がむくむ原因と生活習慣を見直すだけの予防法を知って顔がむくみにくい状態を作りましょう。
即効性のあるむくみ解消マッサージや、効果のあるツボもご紹介します。朝のむくみを解消してすっきり小顔を目指しましょう!
この記事の目次
顔がむくむ原因とは?
朝は顔がむくんでしまうことが多いですよね。夕方になると足がむくんでしまうことが多いですが、顔がむくむというのはあまり聞きません。どうしてでしょうか。
むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まってしまった状態のことです。血管から染み出てしまった余分な水分がうまく回収されずに身体に溜まってしまうとむくみが発生します。
顔のむくみの原因は大きく分けて
①塩分の摂りすぎ
②水分の摂りすぎ
③血行不良
があります。
①塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎてしまうとカリウムとのバランスが悪くなり、血管内の水分を増やすことで塩分濃度を調節しようとします。
そのため血管内の水分が増え、血管から染み出してしまい、体内に余分な水分が溜まってしまいます。
②水分の摂りすぎ
カフェインなど利尿作用の強い飲み物をたくさん飲んでしまうと、排泄されてしまった水分を取り戻そうと喉が渇きます。このとき身体は脱水症状に近い状態になるため必要以上の水分を摂取してしまい、余分な水分が溜まってしまいます。
更にアルコールは利尿作用があるだけでなく、分解に水分を必要とするため、身体はより多くの水分を必要とするのです。
特に夜のアルコールは朝のむくみの大きな原因となります。
③血行不良
運動不足や冷えが原因で血流が悪化すると血管から染み出てしまった余分な水分をうまく回収できず、溜まったままになってしまいます。
他にも睡眠のとりすぎやうつ伏せで寝てしまうことも顔がむくんでしまう原因となります。女性の場合は生理前などホルモンバランスの乱れも関係してしまいます。
朝起きたら顔がむくんでる!なぜ?
立ったり座ったりを繰り返している昼間は重力により水分が下の方に集まります。そのため足はむくみやすくなりますが、顔はむくみにくい状態になります。
そして夜になり眠るとき、顔と足は同じくらいの高さになります。そうすると顔にも余分な水分がいってしまい、朝起きた時に顔がむくんでいるという現象が起きるのです。
中でも夜眠る際の枕の高さは朝の顔のむくみに大きく関係があります。
枕が低すぎると足の位置が頭より高くなってしまい、水分が頭に集中してむくみを引き起こしやすい状態になってしまいます。逆に枕が高すぎていても首が不自然な角度になることで皺ができてしまったり、首や肩の血行不良を招くことでむくみを引き起こす原因となります。
枕を選ぶ際は<頭の中央から背筋が一直線になる>もので<首の隙間のない>ものを選びましょう。
首と肩にフィットして負担のかからない、立ち姿をそのまま横にしたような姿勢で寝られる枕を選ぶことがポイントです。
顔のむくみと食べ物の関係
むくみやすい食べ物はむくみの原因となる「塩分」の多い食べ物です。
塩分の多い食べ物
①加工食品・インスタント食品
加工食品やインスタント食品は味が濃く、多量の食塩が含まれていることが多いです。
②ラーメンやみそ汁
ラーメンやうどん・そば、みそ汁には塩分が多く含まれています。
特にスープに多く含まれているため、汁も飲み干してしまうと1日の食塩摂取量を超えてしまうこともあります。
③漬物
漬物や梅干しなどの保存食品は日持ちさせるために多量の塩分が含まれています。
漬物を食べる際は量に気を付けるようにしましょう。
他にも身体を冷やしてしまうキャベツやレタス、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインもむくみの原因となります。対照にむくみの解消に効果のある栄養素や食べ物もあります。
むくみの解消に効果のある栄養素
①カリウム
塩分の排出を促す作用があり、体内の水分と塩分のバランスを整えてくれます。カリウムを多く含む食べ物は、
・アボカド・ホウレンソウ・バナナ・りんご・桃などの生の野菜や果物
・ひじき・昆布・わかめ・海苔などの海藻類
・しめじやえのきなどのきのこ類や大豆やナッツなどの豆類からも摂取できます。
②ビタミンE
マグロやかぼちゃ、ナッツなどに含まれるビタミンEには血行を良くする作用があり、代謝を良くすることでむくみを予防を期待できます。
③ビタミンB1
糖分の分解をしたり代謝を上げたりする効果があります。
玄米に含まれているため、白米から玄米にすることで普段から摂取することができます。
他にも豚肉や大豆製品に多く含まれています。
④タンパク質
タンパク質は体内の水分量を調整する機能を持ち、血や肉を作る栄養素です。
不足してしまうと水分が必要以上に排出されてしまうことで身体が余計に水分を蓄えようとしてしまい、むくみを引き起こします。
タンパク質は肉類・魚類・大豆製品・乳製品と幅広く含まれています。
⑤ポリフェノール
ポリフェノールを摂取すると血液がサラサラになるため血行が良くなります。
ブルーベリー・生姜・大豆や緑茶に含まれています。
他にも生姜に含まれるショウガオールは身体を温める作用で冷えを改善します。
利尿効果のあるサポニンを含んだキュウリやスイカなどウリ科の食べ物も余分な水分を排出することができるため、むくみの予防・改善に効果があります。
ぜひ試してみて!顔のむくみ対策
むくんでしまったときはマッサージやツボ押しでむくみを解消しましょう!顔周りをマッサージする際はマッサージオイルやクリームを塗り、滑りやすくして行いましょう。
マッサージ
- 首のマッサージ
1.首を左右に3回ずつグルグルと回します
2.鎖骨の上にあるくぼみに親指以外の指4本を入れます
3.20回ほど少し痛気持ちいいくらいの力で押します
これで水分を流しやすい状態になります。
- 顔回りをマッサージ
1.頭皮を両手で軽く揉みほぐし柔らかい状態にします
2.両手を使って下あごから耳の方へ老廃物を流すイメージで揉み動かすのを数回行います
3.耳の後ろから首筋を通って鎖骨まで水分を押し流します
即効性のある簡単なマッサージです。
- リンパマッサージ
耳の前にある「耳下腺リンパ節」を刺激するマッサージ
1.人差し指、中指、薬指を使って耳の前をグッと押します
2.そこから首筋を通り鎖骨の方へ流します
3.1~2を3回繰り返します
これだけで顔のむくみの改善に効果のあるリンパマッサージができます。
- 全体的なリンパマッサージ
1.最終的な老廃物の出口となるわきの下を揉みほぐす
2.鎖骨の上(重要なリンパ節がある)を揉みほぐす
3.老廃物の通り道である耳の後ろのくぼみを通り首へかけて揉みほぐす
4.ほうれい線からこめかみにかけて指を滑らせるように4~5回揉む
5.こめかみから耳の後ろを通り鎖骨の上まで老廃物を流すようにさする
ツボ
むくみをとるにはマッサージだけでなくツボ押しも効果的です。むくんでしまった部位に合わせたツボを押しましょう。
・目元のむくみ
眉頭の内側にあるツボ
目頭の下のツボ
・輪郭のむくみ
後頭部の骨に接しているうなじの生え際にあるツボ
肘を軽く曲げた時にできる皺の先端のくぼみ部分にあるツボ
こめかみの真ん中にあるツボ
それぞれ親指で3~5秒間ずつくらい押すようにしましょう。
あまり力を入れてしまうと色素沈着の原因になるので気を付けましょう。
枕
顔のむくみには枕が関係あるとしていますが、タオルを使って自分に合った高さの枕を作るのも効果的です。タオル枕は簡単に作ることができます。
1.バスタオルを縦に二つ折りします
2.端からグルグルと巻いていき、巻いた部分を握りこぶしくらいの高さにします
3.仰向けに寝て巻いた部分を首にして残り部分を頭の下に敷きます
首の骨がゆるやかなS字カーブになるように巻いた部分の高さを調節してください。
顔のむくみは予防が大事!
顔がむくみやすい人には特徴があります。
・運動不足
・睡眠不足
・水分の摂りすぎ
・夜にお酒を飲む
・塩分の多い食事をしている
・立ち仕事や座り仕事であまり動かない
この6つに該当する人は顔がむくみやすい状態にあるため、きちんと予防することを意識して生活しましょう。
①有酸素運動をする
ジョギングやウォーキング・ヨガなどの有酸素運動を行うことで新陳代謝を上げることができます。新陳代謝が高まっていると老廃物が排出されやすい身体になります。
また、筋肉量の少なすぎる人は筋肉がポンプの役割をうまく果たせず、血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。適度な運動を日常から心がけましょう。
②アルコールの飲み方に気を付ける
夜にアルコールを摂取しないことが一番ですが、飲んでしまったときは飲んだ後の行動に気を付けるようにしましょう。
お酒を飲み過ぎてしまった場合は寝る前に水を飲んで脱水状態にならないようにしましょう。酔いが覚めてから寝るだけでも大きく変わります。
③食生活
塩分の摂りすぎに気を付けていても摂りすぎてしまうことはあります。そんな日はカリウムを多く含むバナナなどを食べて塩分を排出しやすくしましょう。
朝に白湯を飲むと血行が促進され、むくみの解消に効果があります。
むくみには生活習慣がとても大きく関わってきます。むくみが気になる場合はむくまない生活を心がけた生活習慣に変えていくことで予防するようにしていきましょう。
まとめ
むくみは生活習慣を少し見直すだけでも予防することができます。うっかりむくんでしまった場合はそのままにすると身体に悪影響を与えてしまいます。
マッサージやツボ押しをして解消するようにしましょう。