まつ毛が伸びる?まつ毛にいい食べ物でふさふさに
まつ毛エクステやマスカラなど、つけまつ毛だけでなく、自然にまつ毛をボリューミーに見せる商品が出回っています。
しかしそういった商品はまつ毛に負担もかけてしまっています。自分のまつ毛が長ければ、メイクで毎日まつ毛に負担をかけることもなくなりますよね。
まつ毛を伸ばす方法や食べ物、まつ毛には寿命があるのでしょうか?NG行動もご紹介します。
この記事の目次
まつ毛を伸ばすために摂りたい栄養素
体毛を伸ばす手助けをしてくれる栄養素を摂取することで、まつ毛を伸ばしていきましょう。育毛に効果の期待できる栄養素は主に5つあります。
①L-シスチン
L-シスチンは、髪や肌、爪の主成分であるタンパク質のもとであるアミノ酸の一種です。タンパク質は体中の細胞を作るために必要ですが、特に美容にかかわる部分に必要とされています。美肌・美白効果があり、アンチエイジングにも期待ができます。
牛乳や牛肉、オートミール、小麦製品に多く含まれています。朝食でパンと牛乳など、バランスよく摂取しましょう。
②メチオニン
メチオニンはアミノ酸のもととなって髪の細胞を作り出し、育毛に効果があると言われています。L-シスチンの原料となる成分です。
鶏肉や羊肉、豆腐やチーズに多く含まれています。食事の際に豆腐を摂りいれたり、おやつにチーズを食べたりすることで簡単に摂り入れることができます。
③ビオチン
ビオチンは、アミノ酸を分解したり、代謝したりする役割を持っている栄養素です。
頭や身体の毛の成長を促進するビタミンの一種で、毛の成長だけでなく太さを与え、健康的な毛を作り出すことができます。
レバーや魚介類、卵や大豆に多く含まれています。ほうれん草にも多く含まれていますが、水に溶けやすいため電子レンジでの調理がオススメです。
④亜鉛
亜鉛は、アミノ酸からタンパク質の生成をする手助けしてくれるミネラルの一種です。皮膚や髪の生え代わりを促進し、抜け毛を防ぐ効果もあります。
生牡蠣やレバー、納豆、煮干し、ごまなどに多く含まれています。サプリメントなども活用して1日の必要量を摂取するように心がけましょう。
⑤ポリアミン
ポリアミンは、新陳代謝の促進をしてくれる栄養素です。ポリアミンが不足していると細胞の老化に影響があると言われています。
納豆やチーズ、きのこ、鶏肉などに多く含まれています。
他にもビタミンCやビタミンB6はまつ毛を守り、成長を促進してくれる役割があります。バランスのとれた食事で摂取するのが一番ですが、サプリメントを用いて補うことも必要でしょう。
まつ毛を増やすためにおすすめの食べ物
それでは、具体的にまつ毛を増やすために、どんな食べ物を日常で取り入れたらいいのかご紹介していきます。
納豆
納豆にはタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など身体にいい成分がたくさん含まれていて、肌の再生や活性化の効果があり、発毛を促す効果もあります。
細胞は夜再生されるため、夜食べるとより効果があります。納豆の成分は、熱に弱いためアレンジはせずそのまま食べましょう。
海藻
海藻類に含まれているフコイダン成分には発毛を促進する効果があります。
この成分は、わかめ、海苔、昆布、めかぶ、もずくなど様々な海藻に含まれています。しっかりと摂取するためには水に溶けだすのを防ぐために海藻と一緒に出汁まで食べることが大切です。
ナッツ
ナッツにはタンパク質を髪に変えるための亜鉛が多く含まれています。他にも、ピーナッツには毛母細胞を活性化する効果もあります。
普段の食事に取り入れようと思えば、サラダのトッピングなどがいいですね。おやつをナッツに変えることでも無理なく日常生活に摂り入れることができます。
牛肉
牛肉はタンパク質だけでなく、鉄や亜鉛も同時に摂取できます。
焼肉やステーキなど、グリルして食べるのがオススメです。
ラム肉
牛肉と同じくタンパク質、鉄、亜鉛が摂取できます。煮たり蒸したりすることで脂肪が落ち、独特な風味を和らげることができます。
トマト煮込みやワイン煮込みなど、煮込み料理にすると食べやすいです。
卵
髪の毛を作る細胞のレシチンが含まれています。
熱に弱いため、生で卵白と卵黄を一緒に食べるとより効果的です。
トウガラシ
トウガラシにはカプサイシンという血行を促進する成分が含まれています。抜け毛の予防や発毛を促進する効果があります。
大豆イソフラボンと一緒に摂取するとより効果があるため、豆腐や納豆とキムチを合わせて食べるのがオススメです。
知っている?まつ毛の寿命とは
まつ毛は生え変わるサイクルがあり、抜けて生えてを繰り返しています。扱い方によっては寿命を縮めてしまう恐れもあります。
まつ毛には成長期・休止期・準備期と3つの段階があります。成長期でまつ毛が伸びていきます。スピードには個人差があります。平均で7~8mmで成長が止まり、休止期になります。
そしてまつ毛は抜け落ち、次のまつ毛をはやすための準備を始める準備期に入ります。
個人差はあるものの成長期は大体1~2ヶ月ほどかかり、2~3ヶ月ほど休止期で、抜け落ちてしまいます。早い人は3ヶ月、長く持っても5ヶ月ほどということです。
日本人のまつ毛は約7~8mmで、上まつ毛は約100~150本、下まつ毛は約50~80本といわれていますが、まつ毛は大体1日で5~10本も自然に抜け落ちてしまっています。
遺伝などの個人差も大きいですが、まつ毛へのダメージなどで大きく左右されてしまいます。
それNG!まつ毛が抜ける行動
普段の生活からまつ毛に負担をかけてしまうと抜け落ちてしまいます。どのような行動にまつ毛の寿命を縮めてしまう要因があるのでしょうか。
まつ毛をごしごしとこすってしまう
まつ毛は皮膚の表面付近に生えているため、少しの刺激で抜け落ちてしまいます。
洗顔のときにこすってしまうのはもちろん、花粉症などでかゆいからといって掻いてしまうだけで簡単に抜けてしまいます。
メイク
アイメイクの落とし残しはまつ毛に負担をかけてしまいます。マスカラだけでなく、まつ毛の根元についたアイラインだけでもまつ毛の毛根に負担をかけてしまいます。
メイク落とし
メイク落としは「つけまつ毛用」「ウォータープルーフ専用」など用途に応じたものを使用しましょう。目的に合わせたものを使用することで簡単に落とすことができ、負担を軽減させることができます。
ビューラー
ビューラーのゴムを交換しないで使い続けてしまうと、切れ毛や抜け毛の原因となります。直接まつ毛を挟み、力を入れてまつ毛を上げるため、負担の割合はとても大きいです。少しでも軽減させるために、傷んでいないきれいなゴムを使用しましょう。
つけまつ毛・まつ毛エクステ
つけまつ毛もまつ毛エクステも、自分のまつ毛に直接接着剤を塗りつけているため負担が大きいです。
長期間のエクステは特に負担が大きいため、避けたほうがいいでしょう。
夜更かし
22時~2時の間はまつ毛や肌の再生する時間です。夜更かしをしてしまうとこの時間を逃してしまうため、美容によくありません。
まつ毛美容液という方法もおすすめ
まつ毛美容液とは、メイクとは違い自分のまつ毛を増やし、伸ばす効果があります。化粧をしていないときでも長くてきれいなまつ毛を手に入れることができます。
ダメージから守るための保湿成分(ヒアルロン酸、アロエベラ、コラーゲン、アミノ酸、グリコシルトレハロース)や、まつ毛のコシや艶を高め(センブリエキス、オタネニンジン根エキス、機能性ペプチド系、パンテノール)、抜け毛の予防に効果のある成分を含んだ商品もあります。
まつ毛美容液を選ぶ際にはこのような成分が含まれているのかよく見て選びましょう。
まつ毛美容液を使用することでまつ毛が抜けにくくなり、メイクの負担を軽減する保護効果も期待できます。効果は人にもよりますが1~2ヶ月継続して使用することで効果を実感できる人が多いようです。効果が出ても継続しなければ持続しないため、継続できるものを選ぶようにすることも大切です。
しかし、まつ毛美容液をつけるだけではまつ毛は伸びません。
あくまでもバランスの良い食事で摂取した栄養素や、サプリメントで補った栄養素でまつ毛を育成する手助けをするアイテムです。日常の健康的な食事と合わせて活用するようにしましょう。
まとめ
まつ毛も身体の細胞の一部です。普段の食事や生活習慣が大きく関係してしまいます。
バランスの取れた食事と睡眠をしっかりとり、まつ毛に負担をかけないような生活習慣を身につけましょう。