えごま油がおすすめの理由は?えごま油は加熱してはダメ!
最近スーパーや専門店でよく目にする食材「えごま油」ですが、なんとなく体に良さそう…なんとなく美容に良さそう…と言うところまではイメージ出来ても本当の効果や効能までは分からない!と言う方、多いのでは無いでしょうか。
実はえごま油とは、体に良いのはもちろんですが、それだけでは無く、ダイエット効果や美肌効果にも優れているのです。
まだまだ謎に包まれているえごま油!魅力たっぷりのえごま油について詳しくご紹介していきます。
えごま油の知られざる効果やご家庭で取り入れる際の注意点、そして気になる副作用について丸裸にしていきますよ。
是非参考にして下さいね。
この記事の目次
そもそも、えごま油とは?
えごま油を見たことも聞いたことも無い!なんて方の為にえごま油について詳しくお話していきます。
まず、えごま油とは「えごま」と言うシソ科の植物から取れる油の事を「えごま油」と言います。
えごま油自体初めて聞いた!と言う方も多いと思いますが、実はえごま油は遥か昔、平安時代から愛されている健康、美容食品だったのです。
そして、えごまはえごま油意外にも「パウダー」と、「葉」の二つの食べ方があります。
えごまパウダー
えごまパウダーは水に溶けやすいと言う性質があります。
味の邪魔をすることなく簡単に日々の生活に取り入れることが出来るので、お忙しい方にもピッタリです。
えごまの葉
えごまの葉は生で食べることができます。
よく、醤油と合わせて食べたり、天ぷらにすることもできます。
サムギョプサルを食べるときについていたりもしますよね。
人によってはシソの葉の代用としても使用されることがありますが、えごまの葉は匂いが独特で、人によっては苦手…と感じる人も居るでしょう。
えごま油はまずい?どんな味?
えごま油の味ですが、濃い目のサラダ油といった感じの味です。
臭いも独特で、まずい・苦手と感じる人も多いかもしれません。
えごま油にはダイエット効果がある!?えごま油の効果効能とは
えごま油の原料である「えごま」には、aリノレン酸と言う不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
この不飽和脂肪酸aリノレン酸は、脳を刺激し、血流を良くする効果が優れています。
よく青魚などに含まれていることが多い不飽和脂肪酸は、血中の中性脂肪やコレステロール値を整える効果があり、ダイエットや健康に効果的です。
なんと、驚きなのはその摂取量で、青魚と同じ量の不飽和脂肪酸はえごま油スプーン1杯で補う事が出来るのです。
ですから、痩せたい!健康になりたい!と言う方でも1日にスプーン1杯でも取り入れるだけで体の変化を感じることが出来るのです。
えごま油に含まれる成分が分かった所で本題です。
えごま油の効果効能
一体えごま油にはどのような効果が期待できるのでしょうか?
それは…
- 美肌効果
- ダイエット効果
などが期待できると言われています。
この効果をもたらしてくれるのが、aリノレン酸から作られるEPAや、DHAなのです。
aリノレン酸にはお肌の代謝を正常に戻す力が強く、年齢と共に加速する老化や、くすみ、肌荒れなどに効果的なのです。
綺麗なお肌の近道は“代謝”です。
お肌の代謝を正常に戻すことで、新しい細胞がどんとん生成され、生まれたての赤ちゃんのようなモチモチとした綺麗なお肌を手に入れることが出来るのです。
また、EPAには血管を若返らせる効果があることが厚生労働省より証明されています。
ズバリ、えごま油は美肌に良し、健康に良し、精神的に良し、ダイエットに良しと言う最強の食材なのです。
えごま油のおすすめの使い方!加熱はNG
油と聞くと、オリーブオイルやごま油のように炒め物に使ったりするのかな?と、思っている方も多いかと思います。
実はそれ、NGです。
えごま油に含まれるaリノレン酸は熱に弱く、火を通してしまうとaリノレン酸が壊れてしまい、aリノレン酸本来の効果を得ることは出来ないのです。
分かりやすく注意点をまとめます。
- 100度以上の熱に弱いため、加熱は控える
- 直射日光に当たる場所で保管しない
- 開封後の長期保存は控える
- えごま油を買う際は加熱されていない低温圧搾法のものを選ぶ
ご家庭で使用する際は以上の点を注意して使用しましょう。
加熱すると、効果が半減するだけではなく、体に有害な物質が生成されてしまいます。
この物質は動脈硬化や認知症に繋がると言われているのです。
加熱前であれば動脈硬化やうつ病、認知症を改善してくれるのに、少し間違った調理法をするだけでこれだけ効果が変わってくるのです。
ですから、皆さんのご家庭でお試しする際も加熱しないと言う事だけでも是非頭に入れておいてくださいね。
えごま油のおすすめの食べ方
例えば、サラダのドレッシングに混ぜたり、完成して沸騰していない状態のスープにかけたりなど、100度の温度を超えないような調理法で召し上がると良いですよ。
そして、補足なのですが、スキンケアや運動も同じことが言えますが、大切なのは毎日続けることです。
ダイエットしたい、今の健康を維持したい、美肌になりたい…
目的はそれぞれかと思いますが、全てに当てはまるのは毎日摂取して欲しいと言う事です。
1日食べて満足ではいけません。
えごま油のカロリーは?摂取しすぎは太る原因
えごま油のカロリーは100gあたり921kcalです。これを換算すると・・・
大さじ1=12g=111kcal
小さじ1=4g=37kcalです。
えごま油がダイエット効果が高いと言うお話をしましたが、いくらダイエットに良いと言っても所詮は油です。
大量摂取するとカロリーが低いわけでは無いので、太ってしまう原因になります。
ですから、適量を守って摂取するように心がけましょう。
えごま油の1日摂取量
えごま油を取り入れるのに一番効果的なのは朝、スプーン1杯程度取り入れると言う事です。
aリノレン酸は、1日1.6g~2.4gの摂取が推奨されています。
なので、最低でも小さじ1を毎日続けるといいですね。
体の細胞が活発な状態で取り入れた方が栄養分が体に浸透しやすい事から、朝が効果的と言われています。
効果を最大限に発揮するためにも朝、スプーン1杯程度を是非取り入れるようにしましょう。
えごま油の副作用とは?
えごま油の素晴らしい効果を惜しみなく発揮するべく、沢山取り入れたい気持ちはやまやまですが、えごま油は大量に取り入れたからと言って体に良いとは限りません。
適量を超えてしまうと逆効果になってしまうこともあるのです。
ですから、皆さんに注意して欲しい事をまとめてみます。
えごま油の副作用
基本的に調理方法を間違わない限りには副作用は無いのですが、ごくごく稀にえごま油を摂取した時に吐き気や、時間が経過した後に下痢、便秘などの症状が出たとの報告があります。
ですから、合わないなと感じた場合は摂取を控えるようにした方が良いでしょう。
えごま油を取り入れる時は1日スプーン杯程度で加熱しないと言うポイントを押さえておきましょう。
えごま油の選び方
最後にえごま油の選び方についてみていきましょう。
油の抽出方法で選ぶ
えごま油は、えごまの種を絞って精製しますが、その抽出方法は3つあります。
1つ目は圧搾法で、加熱してから圧力をかけて抽出する方法です。2つ目は低温圧搾法で、加熱せずに抽出する方法です。3つ目は溶剤抽出法で、薬品を使用し抽出する方法です。
この中でおすすめの抽出方法は、2つ目の低温圧搾法です。ただ、この方法は時間とコストがかかるので、お値段が高くなってしまいます。
とはいえ、健康や効果を考えるのであれば、低温圧搾法のものを選ぶのがいいでしょう。
α-リノレン酸の含有量で選ぶ
えごま油に含まれるα-リノレン酸の量は、商品によって違ってきますが、なるべくα-リノレン酸が多く含まれている商品のほうが、おすすめです。
というのも、一般的には、えごま油のα-リノレン酸の含有率は60%程度と言われています。
これを1日推奨量で換算すると、α-リノレン酸の含有量が60%程度のえごま油なら、だいたいスプーン1杯で1日分の必要量が摂れます。
しかし、この含有率が低ければ、えごま油を多く摂取せねばなりませんよね。
えごま油が体にいいとはいえそ、油ですので、摂りすぎはNG。なので、α-リノレン酸の含有率60%を目安に選ぶようにしましょう。
食べきれる量のものを選ぶ
えごま油は、酸化しやすく、開封後の長期保存には向いていません。酸化してしまうと、味やにおいが変わり、おいしく食べることができなくなります。
開封後は、冷蔵庫に保管し、1~2ヵ月を目安に使い切るようにしましょう。
これを踏まえ、酸化する前に食べきれる量のえごま油を選びましょう。
おすすめのえごま油
①低温圧搾一番搾り 無添加無着色 えごま油
・低温圧搾法
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②朝日 えごま油
・低温圧搾法
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まとめ
いかがでしたか。
えごま油は遥か昔、平安時代から美容と健康に良いと慣れ親しまれていた食材で、現在では美容家さんやモデルさん、またはご家庭でも少しづつ浸透してきたスーパーフードですが、知らずに加熱してしまっていた…なんて方も多いのではないでしょうか。
加熱前には
・美肌効果
・健康効果
・ダイエット効果
と、女性には嬉しい効果が目白押しなのですが、少し調理方法や摂取量を間違えると想像していた効果を出すことが出来ないのです。
効果を最大限に発揮するためにも、摂取量と使用方法に注意して、日々の生活に取り入れてみて下さいね。
是非参考にして下さい。