ABCDEバンドル
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ABCDEバンドルとは
集中治療領域における早期回復を妨げる要因として、症状の遷延化だけでなく、長期人工呼吸管理・沈静・ICU神経筋障害(ICU-AW)などがあります。
これらは、患者の生命予後とQOLまたは、在院日数の長期化に影響を与えてしまいます。
人工呼吸器装着患者の早期回復に向けた介入としてABCDEバンドルを用いて患者のアセスメント、ケアの選択を行っていきます。
☆ABCDEバンドルは・・・
A:Awaken the patient daily 覚醒トライアル
B:Breathing 呼吸器離脱トライアル
C:Coordination A+Bの毎日実践
Choice of sedation or analgesic exposure 鎮痛・鎮静薬の選択
D:Delirium monitoring and management せん妄のモニタリングとマネジメント
E:Early mobility and exercise 早期離床
の略称であり、これらを行うことで医原性リスク低減を目的とします。
☆ABCDEバンドルの効果
ABCDEバンドルの効果は、RASSを用いて目標鎮静深度を設定し。調整・管理することにより、鎮静薬のフラッシュ回数の減少が期待できます。
最大の効果は鎮静目的や鎮痛管理上の注意点を医師と看護師がディスカッションでき、鎮静管理への共通認識が高まるという点です。
また、ABCDEバンドルを導入する前と、導入した後を比較して、導入後に優位にせん妄が減り、離床をしている割合が増え、病院での死亡率が減少したという症例もあるのです。
人工呼吸器については下記をどうぞ。
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